第152回直木賞受賞作品!西加奈子「サラバ!」

第152回直木賞受賞作品、2015年本屋大賞2位。
西加奈子さんの「サラバ!」を読みました。

当時は、本屋さんにズラリズラズラと並べられていたのを覚えています。
あれは圧倒的でした。

この本は、圷歩(あくつ・あゆむ)という男性の自伝。
筆者である西加奈子さんは女性ですが、ものすごく男性目線での書き方でリアリティーが半端ない。

特に、中学・高校・大学の男子生徒にありがちな態度など、その心理描写のすごさには驚かされました。

「確かに、こんな感じだよね。男子!」

って思うところがたくさんあり、その心理的なものを知り、「なるほど!」と思うことしきり。
自分の学生時代を思い出したりして。

母は姉妹で育っているし、花も姉妹。
男の子の成長を間近に見た事がないので、これはなかなか勉強になりました。

花にも、その年に近くなったら是非とも読んでもらいたい。
そして、男子のその心理を知り、男子の行動心理で誤解しない、また男に引っかからないように気を付けてほしい(笑)。

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