上野動物園・表門の近くにある出口からすぐの場所にあるのが、江戸幕府を開いた徳川家康公(東照大権現)を神様としてお祀りする神社・上野東照宮です。
出世・勝利・健康長寿にご利益があると言われています。
東照宮といえば日光が有名ですが、上野東照宮は「四大東照宮」の一つとして有名。
ちなみに、東照宮は全国にあり、他の四大東照宮には日光・久能山・芝となります。
「東照」という言葉には、「東の国のアマテラスオオミカミ」という意味が込められているそうです。
1616年、危篤の徳川家康は江戸幕府の重鎮であった天海僧正と藤堂高虎を呼び、「三人一つ処に末永く魂鎮まるところを作って欲しい」との遺言を言い渡します。
そこで、上野公園の土地を拝領して東叡山寛永寺を開山。
境内に伽藍や子院が建立され、1627年に創建された東照社が1646年に東照宮という宮号を授けられました。
神社のシンボルともいえるのが、400年近い歴史を持つ大石鳥居。
1923年の関東大震災でもびくともしなかったというのですからすごいもの。
「寛永十年癸酉四月十七日 厩橋侍従酒井雅楽頭源朝臣忠世」と刻まれています。
つまり、「1633年に江戸幕府の老中・大老である酒井忠世によって奉納された」という事。