とある雑誌に掲載されていた、「家族間の関係の薄さが、読解力に影響を与えている」という記事。
数学の計算問題が得意な子でも、文章問題になるとできない。
読解力に乏しい子は、家庭での家族間の会話が少ない傾向にあると指摘していまました。
特に、ネットやテレビで好きなコンテンツを見てばかりに夢中になり、自分の世界に籠る傾向が強い場合は要注意。
未知のものに触れ、何かを読み解くことが減ってしまうの危険性があるというのです。
親の長時間労働が関係しているという事もあるようで、仕事をしている身としてはドキッとしてしまいます。
(しょーがないやんけー)
国語が得意なストーリー展開型
国語の得意な子の話方には、ある特徴がみられるそうです。
それは、筋道を立てた話の展開。
大きく2つのタイプに分けられ、小説のようなストーリー仕立てに展開して話すタイプと、論説文や説明文のように論理展開で話すタイプに分かれるそうです。
これは、国語の試験に出題されるパターンそのもの。
つまり、この話方を意識することで、小説の問題や論説文、説明文の構成を見破ることができるようになる。
ただのおしゃべりから、こうした話し方になるように習慣化すると、
国語の問題への抵抗も少なくなっていくと言うのです。
ストーリー仕立ての展開では、状況・出来事・心情をつかむのがポイント。
状況は「4W(いつ、どこで、だれが、何を)」。
出来事は「1W(時間の流れに沿って)」。
心情は「1W(なぜなのか?)、1H(どのように思ったのか?)」。
いわゆる「5W1H」。
①どんな状況か?
②何が起こった?
③そのときどう思った?
…という流れ。
こうした流れの話の展開はとてもわかりやすい。
まさに話上手な人。
子どもの会話には、この「5W1H」が欠けていることが多いので、「何を言っているのかわからない」となることがしばしば。
親としては、不足している部分を質問して聞いてあげるのが良し。
問いかえる事で、子どもは次第に欠損していない話ができるようになります。
国語が得意な論理展開型
次に、論理展開型の話方。
いわゆる論説文や説明文であプレゼンテーションなどでもよくつかわれる形式です。
言いたいことをわかりやすく伝えることに力を置いた話し方で、序論・本論・結論の3部構成。
①序論
こんな感じの話をしますね…という、これから話す事の概要説明。
最初に全体像を言う事で、その後の話が理解しやすい。
②本論
もう少し詳しく話すとこうだよね…って感じ。
次にわかりやすい例を出しながら、かみ砕いて話します。
③結論
つまり、私がいいたいのはこういうことなんだよね…という締めの部分。
本論だけで終わってしまうと、何が言いたいのかわからなくなってしまいますので、最後に結局何が言いたかったのかまとめます。
子どもとの会話では、
①言いたいことをまとめて先に言う
②もう少し説明
③「どうすればいいのか」もしくは「結局何を言いたいのかのまとめ」を話してもらう
…という流れを意識するといいそうです。
頭では理解できる話方ですが、これは親にも国語力が求められる…。
とりあえず、虫食いだけらの会話が多い花には、質問して話を整理させる習慣はとても有効になりそうです。
母は静かに過ごすのが好きなのですが…。
ここは花の国語力アップのために、頑張ってみようかな。