調律師を目指す青年の成長を描いた「羊と鋼の森」

宮下奈都さんの「羊と鋼の森」を読みました。

こちらは、映画化(山崎賢人さん主演)だけでなく漫画化もされている作品。
第154回直木三十五賞の候補作に選ばれ、第13回本屋大賞で大賞に選ばれています。

「羊と鋼の森」は、ピアノを弾いている方には身近な存在である調律師のお話。
その仕事の奥深さが描かれています。

主人公の外村という青年の仕事へのひたむきさに、調律師という仕事のイメージがガラリと変わり、ピアノの音を自然に例えた表現などが読み手の想像力を掻き立てます。

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神から人に…激動の時代を生きた「昭和天皇物語」

毎年、夏になると戦争について考えさせれます。
今年は、天皇制度について大きな改革があったことからも特に意識が高かった。

そうした事からも、書店でドーンと宣伝されていた「昭和天皇物語」という漫画を読んでみました。
只今、四巻まで刊行されています。

大変興味深い内容に、花も集中して読んでいる様子でした。

今後、歴史を勉強する際に…特に戦争と天皇については外せませんから、この漫画で少しは視野が広がるかな?

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逃げてもいい、生きる世界は他にもある!朝井リョウ「世界地図の下書き」

第29回坪田譲治文学賞受賞作品。
朝井リョウさんの「世界地図の下書き」を読みました。

朝井リョウさんといえば、中学入試でもよく出題されている作家さん。
また、映像化なでも「桐島、部活やめるってよ」や「チア男子」で有名です。

この「世界地図の下書き」の主人公は、突然の事故で両親を亡くしてしまった小学生男子。

叔父夫婦からの虐待や、児童養護施設「青葉おひさまの家」での交流、そして淡い恋心と、市中学生になる前までの心の葛藤や出来事が書かれています。

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主人公は両親を亡くしてしまっているのですが、「青葉おひさまの家」にはいろんな事情でここにいる子どもたちがいるわけで、そうしたさまざまな家庭環境などが描かれています。

また、いじめについても描かれており、「生きる世界は他にもある」というメッセージがあります。

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ややこしくも愛おしいつながり…辻村深月「家族シアター」

中学入試でよく出題される辻村深月さん。
「家族シアター」を読みました。

表紙がかわいくて手に取ったのですが、中身もすばらしい。
ぐいぐい引っ張られました。

「どうなる、この家族!?」
「どういう結末に!?」

なんてハラハラ、ドキドキ。
子どもがいる親だからこその興味深さからすぐに読み終わってしまいました。
読み終わった後は、なんだかすっきりとしたさわやかさがありました。

この「家族シアター」は、7つの家族の短編集。
それぞれのお話で主人公の立場が違うので、同じ立場はもちろん、別目線から読めて新鮮です。

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目指せ美大!美しくも厳しい美術の世界「ブルー・ピリオド」

「ブルー・ピリオド」は、美術大学を目出す高校男子のお話。

個性的なキャラクターはもちろん、美大を目指す若者たちの葛藤やリアルな姿が描かれています。
世間一般で思われているようなイメージとは全く違うところもあり、読んでいておもしろい。

この漫画で美大を目指す困難さや、美大を目指す人たちのすごさに触れられるのではないでしょうか。
また、なぜ大学に行くのかなどを深く考えさせられる作品でもあります。

これは、受験生はもちろん、親にも良い作品だと思う!
主人公のお母さんには共感です。

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