受験前と受験後では、なんだか見方が変わったような気がする「二月の勝者」。
現在、週刊誌では読んでいませんので、久しぶりです。
16巻は桂先生がド☆アップ!?
そして、桜花ゼミナールの旗をふる佐倉先生…。
何かの映画ポスターみたい^^
ついに2月1日まで話が進んだわけですが…はたして2023年度入試とどっちが先に終了するのか!?
今年もハラハラ(?)したけど、来年もきわどい感じになるかな(笑)。
さすがに2024年までは引っ張らないだろうと思うけど…。
16巻では、2月1日の入試本番に向けて、それぞれの生徒のドラマが展開。
千葉受験で涙をのんだ桜花の女王・花恋ちゃんが、おもいっきり泣いた時にはうるっと来ちゃいました。
激励会での「一番新しい『武器』は、『転んでも立ち上がる』力」との言葉と眼差し、最高でした。
強い!
昨年、読んでいたら、間違いなくお守りとして心に刻んだ言葉だったでしょう。
そして、理衣沙ちゃん。
もー、ママさん、いい加減目をさましいなと平手をくらわしたい。
子供は親の見栄をはるための道具じゃない。
主役の理衣沙ちゃんをまるっきり無視した行動は、本当に腹がたつ。
どうか…どうか…理衣沙ちゃんがギリギリ、お気に入りの学校を受けられますように。
理衣沙ちゃんがママに本音を言えるように、黒木先生、なんとかしてくれないかなぁと切に願います。
他の生徒さんで気になるのは…
・「行ってもいい」と思える学校しか受けませんと、黒木先生もおどろきの心境の変化があった原家。入試が「自分ごと」になっていない原君にハラハラ(原くんだけに?)。
・安定した3勝0敗の本多華鈴ちゃん。ハイレベルな学校で連勝し続ける…花恋ちゃんの存在で隠れていた!?意外な実力者!
・ちょっとメンタル面で不安の田中利休くん。チャレンジ続きみたいだけど…大丈夫なのかと不安しかない。
16巻は1月受験の結果や2月受験前の様子と当日(結果発表前)、そして激励会の様子が描写されていましたが、特に激励会が興味深かった。
激励会は花も参加しましたが、こんな感じだったのかぁと思いながら読み進めました。
まぁ、間違いなくハチマキは巻いてないだろうけど。
先生から手作りのお守りは頂いたのは同じでした(1月受験前だけど)。
温かい雰囲気の激励会。
でも、翌日からは厳しい日々が待っている…。
「明日以降、全員の受験が終わるまで、ここに来ていいのは『笑うことのできな生徒のみ』」
と言った黒木先生の言葉が重い。
そして迎えた2月1日。
朝のラッシュ時に、サラリーマンに交じって電車で移動している小学生と保護者。
いつもなら見ない風景です。
花の時もそうでした。
マンガでは校門に先生たちがずらりと並んで激励していますが、花の時はコロナ禍で禁止。
静かな入場。
ぶっちゃけ校門での応援は中学受験の名物のようなものなので、それがみれなかったのはちょっと残念でした(まぁ…下の子でみれるか?)。
マンガみたいにすごいのかなぁと、今でも思う。
でも、花と母にとっては先生の花道がないのはよかったのかな。
きっと、緊張してしまって大変だったでしょう。
先生の応援がないので静かな入場でしたが、それが普段の模試みたいで緊張しすぎることなく受けられました。
とはいえ、保護者控室の空気はかなり独特でしたけどね…(汗)。
今、思い出しても怖い。
うーん…
応援がないのは残念だったけど、応援があったらあったでハラハラしていたか…(笑)。
午前・午後と受験。
先生たちも午前・午後と応援であっちにいったりこっちにいったりと大変。
フェニックスの灰谷先生は、黒木先生にバッチバチな視線を投げてるし。
こわっ!
17巻は、いよいよ1日午前の合格発表。
最後のページの予告で、かなえちゃんが涙目になっているのが…なんだか嫌な予感。
かなえちゃんは安定した頑張りを見せてくれていた、母の中では「こうだったらいいな」的なモデルの一人。
ママさんの不安な気持ちとか、支える側の心情もとても共感できました。
是非是非、合格をもぎ取ってもらいたいです。