【二月の勝者】第107講「十二月の慢心」を読んで

よーやく12月に入りました、二月の勝者。

今週は、油断しまくりの陸斗くんと灰谷先生。
先週の宣言通り、陸斗君の浮ついた心をバッキバキに折ります。

そして、陸斗君が麻布合格率80%を出したときに「まずいぞ…」といった理由が明かされます。

*ここから先はネタバレのため、新刊を楽しみにされている方はご遠慮ください。

 

過去問演習で合格者最低点越えを連発した陸斗君。

「まだ2か月も残ってるのに、もうやることなくね?」とお顔の筋肉がゆるっゆる。

ああ…
これは灰谷先生じゃなくてもやばいわと思うぞ。

 

フェニックスでも、にっこにこで灰谷先生にご報告。

それに対して、「ゆるんでるよ、顔の筋肉。とてもこの時期の受験生とは思えない!」と笑顔で皮肉の灰谷先生。
こわっ…。

算数の間違えた部分を細かく指摘すると、「わかってます。本番ならちゃんと書くけど」と、これまたピノキオ発言の陸斗君。

これに対して灰谷先生は、陸斗君がくんが以前やっていた空手に例えて「試合で練習以上のパフォーマンス、できたこと、ある?」とバッサリ。
ぐうの音もでない陸斗君。

まずはあいさつ代わりにバキッと折った後、やり直しノートの作成と、灰谷先生がピックアップした問題プリント渡します。

「自信ないのかな?」との挑発する灰谷先生に、「さくっと終わらせてきます」とムッとしながらも受け取ります。

ちなみに陸斗君に渡した問題は、「なめくさった心持ち」では解けない問題ばかりなのだとか…。

こわいこわい、灰谷先生の目がこわい…!!

 




 

そして、そんな「なめくさった心持ち」で説いた結果は、せいぜい5割。

「大丈夫、陸斗?」と笑顔(!?)の灰谷先生に対して、「ちょっと調子、悪かっただけです」とめっちゃ不機嫌の陸斗君。

 

陸斗君去りし後、その様子をみていた同僚の先生が「今の激烈感じわるかったですよ」とニヤリ。

今の時期に、自信なくす方向の声掛けについてはどうなのかと問うと、陸斗君のように勘違いして気が緩むタイプは、一度プライドを折っておく必要があると答えます。

確かに、容赦なくバキバキバキっと折ってますね~(ぶるぶる)。

それというのも、過去に80%合格判定をとり、本人も先生も誰もが合格を確信していたのに、本番に実力を十分に出し切れなかった生徒をみているから。

まだ12歳の子どもだという事を忘れてはいけないという、灰谷先生なりの経験からのよう。

うーん…油断しやすいのは花にも当てはまるので、この「ドSプラン(同僚の先生が命名)」は、母もしっかりと頭に入れておこうと思います。

 

その頃、桜花ゼミナールでも新たな嵐が起ころうとしていました。

大内怜奈ちゃんの首都圏模試の登録がされていないと、慌てる佐倉先生。
数日前からママさんに電話をしているのですが、全くつながらない。

その話に、黒木先生ピンときました!

「わざと別のIDを取り直して、模試の申し込みをして、我々に成績を知られないようにしたのかもしれません」

 

ガビーン。
そこまでやるんかい。

そんなに不信感があるなら、個別一本に絞った方がよくないだろうか?

そしていよいよ最後の帝都圏模試が始まるわけですが…どうなる!?

 

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