昨日、家庭教師と塾を併用しているママさん(お子さんは6年生)とバッタリ。
そこで、学校と塾、家庭教師との連携にもやもやしているといった話を聞きました。
塾(個人塾)も家庭教師の先生も、「3学期は、学校を休むのが当たり前」的な考えで、それに対してどうしたらいいのかわからないと。
追い込み時期だし、受験勉強を優先したいけど、今しかない小学校生活を削りたくない…受験するご家庭の多くが抱える悩みですね。
他人事とは思えない!
確かに、3学期になると欠席日数が増えるといった話はよく聞きます。
暗黙のルール?
願書の提出は1月の初旬であり、調査書は2学期までの出欠ですから、3学期は休んでもわかりません。
塾や家庭教師側としても、学校を休んでこちらに時間を使ってくれれば、それだけ稼げることにもなるのですから無理もないのかな…なんて勘ぐったりして。
気持ち的にはわからなくなく、我が家もどうするかはその時になってみないとわかりません。
学校が大事なのはわかるけど、気持ち的に追い込まれている時期だけに簡単には言えない。
深刻な問題です。
また、6年生の3学期だけでなく、塾を休ませたくないという事から運動会や修学旅行さえも休むといった事もあります。
確かに、これは我が家の周りでも見られること。
先月の運動会で、実際に途中で帰られたご家族を知っています。
詳しい理由は聞いていませんが、どうしても欠席できない何かがあったのだろうと推測されます。
運動会を途中退場(もしくは休む)のは本人も辛いでしょうが、それ以上に優先すべきことがあったのでしょう。
そこは、その子とご家族の価値観ですし、我が家もいざその立場にたったら同じ選択をするかもしれませんのでなんともいえません。
ただ、やりすぎない…塾を優先しすぎない事は肝に銘じておかないといけないなとは思っています。
確かに合格のためには塾通いが必要(必要ない子もいますが…我が家は必須です!)ですが、だからといってなんでもかんでも学校を二の次にしてしまうのは、子どもにとってはよくない事かなと。
小学校6年間は、子どもの社会性を身につける大切な場所。
みなと一緒に一つの目標に向かって努力する体験、一人一人がみんなの為に貢献しお互いに認め合う喜び。楽しい思い出が豊かな心を育み、将来、外に出た時に困難などにも立ち向かえるようになる。
なので、できる限り学校を休むことなく、塾にもがんばって通っていただきたい。
どうしてもダメな時は休むかもしれませんが、学校をおろそかにしない気持ちを持ち続けていく事がだけは忘れないようにしないとなと、最近思います。
それだけ、中学受験に対するプレッシャーや不安は半端ない。
塾を優先したい気持ちもわからないでもないです。
今の状態(小3)でこれなんだから、6年になったら大丈夫かな?
また、最近、ちょっと気になる事があります。
それは、学校の授業と塾の授業の違いです。
受験勉強の学習内容と小学校の授業内容に大きな差がある為、学校の勉強を軽視してしまう事。
実際、これはしょうがない。
特に公立小学校の授業レベルは学校によってもまちまちで、同じ横浜市なのにこんなにも違うのかと驚かされます。
仕事がら、いろんな地区のママさんと学校について話しますが、宿題の量や先生の取り組みなど、見事にバラッバラ。
「これは学力に差がでるんじゃない?」と心配するママさんの意見に賛成です。
同じ人が教えるわけではないのでしょうがないとはいえ、差がありすぎるのはどうかと思う。
公立小学校同士でそう思うのだから、塾との差はもっと。
ただ、塾は特殊なのでそこはしょうがない。
気を付けなくてはいけないのは、親が必要以上に学校の授業を軽視することです。
なぜなら、子どもは親の価値観をかなりの拡大解釈で受け取るから。
我が家でも、学校と塾との算数のレベルの差が大きく、花が不満を言っています。
「学校の授業はつまらない!」
だからこそ、四谷大塚の通塾を開始。
結果、楽しそうに通っています。
確かに算数の差は大きい…。
親からみてもそれは思う。
ただ、花と同じ様に「つまらないよね」と言うつもりはない。
「復習です!」
「つまらないというからには、それは見事に完璧にできるんでしょうね~?」
と、一喝。
塾の授業は学校の授業よりも先に進んでしまうのは仕方がないので、復習としてしっかりと基礎を固めてこいと言うようにしています。
そういう意味では、学校と塾の両立はすばらしいと思っています。
塾は予習。
学校は復習。
基礎に対する深い理解は、勉強する上で一番の土台になります。
塾で培った、まだ緩い危なげな知識を、学校でしっかりと踏み固める事ができる貴重な時間です。
中学受験は親の受験ともいわれていますが、ほんとにそうだなぁ~と思います。
子どものスケジュール(学校、塾、習い事)や体調管理をしっかりとしつつ、親もいろいろとリサーチ。
塾に通うといろんな壁にぶつかるんだなと、切に実感。
今後、学年が上に行くにつれて学校と塾の取捨選択が迫られるでしょう。
どのような判断をするのかは今はなんとも言えませんが、花と十分に話し合って、後悔のないように決めていこうと思います。