【四谷大塚】入試報告会(各教科の出題傾向&対策ー全体編ー)

この時期、各塾で入試報告会が活発におこなわれています。
入試報告会は通塾を検討しているご家庭にも大変参考になる会です。

なので、通塾している、していないに関係なしで参加無料。
ちなみに、ほとんどの塾で人数把握のために事前予約を取っています。
四谷大塚も事予約制。

報告会が始まる30分前に向かうと、すでに長蛇の列!
皆さま、気合が入っている。

予約した際の返信メールにあるQRコードで入場。
入試報告会をまとめたパンフレットなどをいただきホールへ。

エントランスには、各校舎のパンフレットや四谷大塚で使用している教材がズラリと並んでいました。
わーお!

そして、ホール内にはたくさんの椅子が並べられており、予約の数の多さを物語っています。
スタッフの方が後方に集中するのを避けるべく、前列にと「こちらにどうぞ~」と誘導しています。

壇上には、大きなスクリーン。
これに、パソコンから映像を流しながら話をしていくのでしょう。

 

始まるまで、頂いた資料を見ながら待ちます。

・中学入試レポート
・中学入試結果分析資料集
・男女別80偏差値一覧
・春期講座
・公開テスト
・合不合判定テスト
・学校別対策コース(6年生)

 

入試報告会は2部構成で、休憩なしのノンストップ!

一部は四谷大塚の中学受験への取り組みについて、二部は各教科担当から今年度の入試に出題された問題の分析。

ちなみに、アンケート用紙があるのですが、その一番下の欄には各教科の枠が。
これはなんだろうと思っていると、

「講師のお話を聞いていただき、この先生に教えてもらいたいなと思われましたら、是非丸を付けて頂きたく思います。講師のやる気にも繋がりますので(笑)」

…との事でした。

 

一部では、前説後に短い動画を鑑賞。
開成と桜蔭の合格発表現場において、合格者にインタビューしている映像です。

さすがトップ中学を目指すだけあって、言う事がすごすぎる。
しっかりと将来の夢を具体的に語るところ(科学者などの研究系が多かった)がすごすぎ。
頭の構造だけでなく、精神年齢が違うんだなと思いました。

出来れば…もう少し中間校の生徒さんの話も聞きたいわぁ。
次元が違いすぎる…(泣)。

 

映像を見た後は、これから求められる人材や大学入試改革、そして中学入試に必要な事について。

今後は、ただ単に知識があるだけでは通用しない。
自分で考え、どうしたらよいのかを考える力が必要と。
勉強の基礎となるのは、昔から言われている「読み(読書)・書き(作文や日記)・計算(そろばん)」ですと熱く語られました。

最後に、四谷大塚の中学受験はチーム戦であると強調。
皆がライバルであり、皆で合格を勝ち取るチームだと。

「友情」「努力」という言葉を使っていましたが、確かに四谷大塚の塾の雰囲気はギスギスしていなくていいんですよね。
子ども達の様子からも、チーム戦という言葉が表面的なものではなく、しっかりと実践されていることを実感しているので、こんな理想論のような話もしっくりと心に響きました。

 




 

第二部は、各教科担当から。
最初は算数。

算数

入試における出題形式、出題領域について。
まとめると…

・算数の問題は設問ごとに繋がっているので、流れをつかむ。
・数と規則に関する出題は増加傾向。
・文章問題では速さと比例の攻略がカギであり、図やグラフの解析もできるようにする。
図形問題は解いた経験がものをいうので、典型的な問題パターンは早い段階で習得しておく。
・6年生前までは基礎を徹底的に。
・苦手分野の克服は絶対
・例題→基本→練習と繰り返す
・「わかる」から「解ける」に
・いろんな方向から問題を捉える
・自分で最後まで解き進める→教えるのではなく、ヒントを与えて自分で考えるようにアドバイス

実際に入試問題に出題されたのを出して解説してくれるのですが、こちらは右から左に…。
ちんぷんかんぶんの、宇宙人の言葉でした。

 

国語

文字数や長文問題に採用される作品について語られていました。
採用される作品には、定番物だけでなく本格文学作品もあると。

・受験校のレベルに応えられる、高いレベルの読解力が必要。
・物語が好き、たくさん本を読んでいるだけでは必ずしも通用するとは限らない→四谷大塚のテキストを音読して慣れる。
・記述問題対策として、自分の言葉で語る力を養う

中学入試で合格をいただくには、表現・語彙力・読解力が絶対に必要だとの事でした。

 

理科

実験や観察を切り口にした問題が多く出題される傾向にあると。

・やった事のない実験や観察でも、与えられたデータから考察できるかどうかを推し量られている。
・問題数は学校によって異なるので、学校別での対策が必要。
・生物では植物、地学では気象、物理では電気や磁力、化学では水溶液と固体に関する問題が多くみられ、さらに時事問題からも出題。
・表やグラフを読み取る練習が必要

ありとあらゆる事に興味を持ち、当たり前の事にも目を向ける好奇心があるといいと。
保護者の方から問いかけるようにするといいとの事でした。

 

社会

地理、歴史、政治経済と出題され、理由や目的、資料からの考察を問われる問題傾向にあると。

・地理では、資料の読み取りや身の回りの問題が多数。
・歴史は基礎知識の積み重ねが大事で、元号などもよく出る。
・与えられた統計資料を元に考察し、初対面の資料を類推、分析する力が必要。

社会は、分析・表現・情報処理力が大事と言われていました。

 

最後、「お子さんをたくさん褒めてあげてください」と、若干耳が痛い話で締めくくり。

褒めるといっても、プロセスを褒める。
努力する様子を観察し、褒めるようにしてくださいと。
小さな成功体験を積み重ねていく事で自信がつき、勉強も継続しやすくとなると。

逆にやってはいけないのが…

・否定的な言葉を使う
・叱責が多い
・結果だけを褒める

耳が痛い。
がっつりやらかしていますね。

でも~…

花さんは褒めると調子に乗って油断するので、そこらへんを意識しながら「ほめて」いかないとダメかな。
むやみやたらに褒めると逆効果になりそうなので、適度にコントロールしながら褒める必要があり。

 

今月は、学年別父母会、個人面談、校舎別入試報告会と控えています。
あと3回もお話を清聴しないといけん!
意外とエネルギー使うんですよね…

でも、校舎別の合格結果はとても気になる!

 

 

また、個人面談は時間が限られているから、あらかじめ質問をまとめておかないと!

3月の塾は忙しいです。

 

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