受験勉強であろうがそうでなかろうが、勉強を親が見る際に(程度の差はあれ)多少のバトルが勃発するのは、よくある話。
特に、思春期に差し掛かった子は、地雷ポイントも倍増でバトル頻度も高く修羅場になりがちです。
たいていのご家庭で、勉強を見るのは母。
我が家も当然、母である私。
素直に勉強してくれればいいのですが、まぁ…気分に波があり、スイスイ進む日もあれば、グダグダと無駄に時間だけを消耗する日もありと、まさに春のような不安定な日々です。
グダグダと始末が悪いときは最悪です。
繰り返す類似問題…修得するのは母なりき
解けるはずの類似問題をサラリときれいに忘れ、てへっとベロだしスマイル。
ここでイラッっとしても、「まぁ、繰り返しやることでできるようになるでしょ」と、心の中に広がる黒い雲をふーっと吹き飛ばします。
ところが…
それが重なると、次第に母の方が理解してしまい、類似問題もすいすい解けるようになるとムカムカ指数も少しずつ上昇。
「この問題は…見たことがあるぞ…2日前にもやりましたな…」
母だけが修得する悲しさ。
算数だけでなく、社会は(東進ハイスクールの)村瀬先生並みに、理科はユーチューブを馳駆して一生懸命に解説してるんですが、すっぽり抜け落ちている。
軽い記憶喪失みたいだな。
あの労力、返してほしいわ。
秒速並みの「わからない」にイラッ
また、「わかっない」と持ってくる問題(主に算数の応用)。
解説を見ながらうんうんうなる母の横で、しらー…っとマンガを読む。
コラッ!!
なんで母だけがうんうんうなってるの!!
一緒に考える!!
…と怒り爆発。
でも、平然としている花。
さらに怒りのボルテージも上がるってもんです。
終わりが見えない…果てしない親子バトル
他にもきりがない、勉強時の親子バトル。
毎度毎度、懲りずによく怒られるものだと感心してしまいます。
もやもや・イライラ・ムカムカという負の気持ちを持っていて、健全でいられるわけがありません。
こんな気持ちを放置したいなら、子の勉強を見ないでいればいいだけなのですが…そう簡単な問題ではありません。
「母はもう知らん!」
なんて言って実行した日には、つかの間の心の平和の後、恐ろしいぐらい最悪の成績が返ってくることになるでしょう。
ほぼ、予想通りの結果ともいえます。
この結果を見てスルー出来ればいいのですが、できない。
できないから鬼と化します。
母ゆえの悲しい習性です。
「なぜ?」「どうして?」と不思議がる心や、新しい知識を得る事に「嬉しい!」「楽しい!」と思う心がないのはなぜなのか?
「勉強大好き☆」と、目をきらきらと輝かせながらテキストを読んで、わからないところは自分で調べる。
…なんてことは要求しませんが、それなりに家庭学習をやらなければいけない事を自覚してほしい。
そうすれば、(きっと)無駄な親子バトルも減ります。
中学受験が向いている子とは?
こんな花の様子から、「もしかして中学受験は向いていない?」といった考えたもよぎるこの頃。
親からの指示待ち状態では無理?
でも、逆に自己流でどんどん進めてしまう子というのは、よほど自分の勉強面の弱点がわかっていないと危なっかしいと言われています。
成績が上がりにくいのだとか。
親や先生が言う事を、(渋々ながらも)しっかり実践する子の方が成績は上がりやすいと。
(一部例外の、本当に頭の良いお子さんは別です!)
また、学習習慣がついているのも、中学受験には向いている要素の一つ。
勉強が嫌いでも学習習慣が身についていれば、まだ安心。
すなわり、中学受験を考えるなら、まずは学習習慣を定着化させるのに限るという事。
これは、親の力量も求められるものといえます。
中学受験向きのお子さんというと、ついつい下記のイメージを持ってしまいがち。
・知的好奇心あり
・自主性あり
・学習習慣バッチリ!
・体力あり
・素直、精神年齢が高い
・勉強が好き
・目的意識がある
・人の話をちゃんと聞ける
でも、これはトップの子の特徴だと思います。
花の場合は…
・知的好奇心 → たまにあり
・自主性 → 家では皆無、学校ではいい子ちゃん
・学習習慣 → 母の完全監修
・体力 → そこそこ
・素直、精神年齢が高い → もっとも当てはまらない
・勉強が好き → 算数以外は嫌い
・目的意識がある → 特になし
・人の話をちゃんと聞ける → 家では皆無、学校ではいい子ちゃん
…と、こんな感じ。
まぁ、(甘く見て)ごく普通の小学生じゃないかなと。
普通の子でも中学受験は可能。
やいのやいのと日々、親子バトルが発生しても、これは健全なものとして受け入れていくべきなんでしょうかね。
(´エ`;)
ただし、やりすぎ注意。
勉強後の気持ちの切り替え注意かな。
とはいえ、中学受験は親子で一緒にいられる貴重な時間
さらにもう少し別の見方をしてみると、中学受験は子どもと濃密な時間を過ごす最後の期間かもしれません。
未就学児の頃は一緒にいるのが当たり前。
小学校入学とともに、少しずつ自立し親から離れ、自分の世界を築いていきます。
親の受験とも言われている中学受験は、子どもとの関り(サポート)が絶対的に必要。
その密度は相当なもの。
家庭学習もしかり…かな。
だから、親子バトルがあろうとも、それも今だけの事と思えば受け入れられる?
うーん…
その考えもアリかもしれないかな!