小学2年生の頃に購入した「おぼえる!学べる!たのしいことわざ」。
可愛いイラストに、読みやすい内容と、ことわざに親しむのにピッタリと思い購入しました。
国語の慣用句やことわざ、漢字などの知識問題は、身につけなければ知識不足で足元をすくわれかねない単元。
塾でも、まだ経験・知識が少ない子ども達に、ストレスなく身につけられるように指導しています。
出版業界でも、子どもが読みやすく親しみやすいようにと、さまざまな工夫が凝らされれています。
母の時代にはなかったので、うらやましい限りです。
「おぼえる!学べる!たのしいことわざ」もその一つ。
ことわざ入門編として最適です。
「おぼえる!学べる!たのしいことわざ」では、小学生のうちに知っておきたいことわざが、5つのテーマに分かれて紹介されています。
成長のことわざ
・まかぬ種は生えぬ
・失敗は成功のもと
・好きこそ物の上手なれ
・聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥
・石橋をたたいて渡る
他10個
言葉の遊び場:作ってみよう、オリジナルことわざ
くらしのことわざ
・棚から牡丹餅
・絵に描いた餅
・花より団子
・火に油を注ぐ
・灯台下暗し
他11個
言葉の遊び場:ことわざを試してみよう
伝説のことわざ
・獅子の子落とし
・逆鱗に触れる
・鬼に金棒
・ミイラ取りがミイラになる
・河童の川流れ
他8個
言葉の遊び場:使ってみよう英語のことわざ
生き物のことわざ1
・猫の手も借りたい
・犬も歩けば棒に当たる
・犬猿の仲
・虎の威を借る狐
・虎穴に入らずんば虎子を得ず
他6個
生き物のことわざ2
・井の中の蛙大海を知らず
・蛇ににらまれ蛙
・月とすっぽん
・亀の甲より年の劫
他9個
ことわざに関連したイラストに、ことわざを知るのが楽しくなるストーリーで、意味や由来が頭に残るように考えられています。
しかも、迷路や間違い探しなどの遊び部分もあり、息抜きまでできる。
著者・監修の北村孝一さんは、ことわざ研究者でありことわざ学会代表理事。
ことわざ研究を日本ではじめて学問として確立し、学会を設立した方です。
編集や翻訳に従事し、ことわざの資料集や辞書の編纂に参画。
学習院大学講師を経て、ことわざについての研究や執筆をされています。
この本を購入した頃は、ことわざに触れ始めた2年生。
いろいろと天然ボケをかましてくれたのを覚えています。
(それがこの本を購入した理由ですが…)
母「猫をかぶるとは?」
花「猫の着ぐるみを着る」
母「オウム返し」
花「オウムを返す」
母「石橋をたたいて渡る」
花「石でできた橋をたたきながら歩く」
…そのまんま(汗)。
ということで、ことわざや慣用句についてわかりやすく読みやすい本を探してみつけたのが「おぼえる!学べる!たのしいことわざ」でした。
イラストは可愛く読みやすい内容なので、入門編としてはピッタリ。
定番のことわざを覚えるのには最適ですが、受験対策にはものたりなく感じるかも…。
ちなみに花さんは、現在は別のことわざ本を愛用しています。
これがまた、小学生女子が大好きな少女漫画全開イラストのことわざ本で…。
まぁ、読んでくれるならいいかな。