最近、料理に興味津々の花さん。
家でも最近、
「作りたい!手伝うよ」
と言ってくれるのですが、あいにく共働きの為、帰宅時間が遅いことからも一緒に作っている余裕はなし。
夕食作りの手伝いよりも、宿題や家庭学習、そしてお風呂とやっておいてほしいと思ってしまうのです。
ごめんね~
とはいえ、料理は科学。
そして、料理ができないのは自立するうえで困りもの。
家でゆっくりできない分、外部で思いっきり調理を楽しめる場へ参加するようにしています。
また、最近では難関中学校の入試で料理に関する出題されてもいるそうですから、普段から興味を持たせておいて損はなし。
ちなみに、出題されたのは社会から。
社会常識を問う問題として、慶應義塾中等部では「フレンチのフルコースの順番」、桜蔭中学では「おせち料理の『田作』の由来」が出題されています。
びっくり。
・桜蔭中(2010年)
問題:お正月に豊作を願っていたことが、おせち料理にある『田作』というイワシの加工品の名前からもうかがえます。
イワシの加工品が『田作』とよばれる理由を答えなさい。
・慶應義塾中等部(2016年)
問題:おせち料理には、「昆布巻き=よろこぶ」、「数の子=子どもがたくさん生まれるように」などのように、おめでたいこと・願いごとと結びつけられている品目がたくさん含まれています。
そこで、あなたがおせち料理に新たに加えたい一品を挙げ、それと結びつけられるおめでたいこと・願いごとを20字以内で答えなさい。
問題:フランス料理のマナーとして正しくないものを選びなさい。
1 皿を手にとって食べる
2 食事の合間に一息つくときは、フォークとナイフを「ハの字」にして皿の上に置く。
3 食べ終わったら、フォークとナイフをそろえて皿の上に置く」
*正解は1。
・早稲田中学(2017年)
問題:鍋で米と魚介類や肉類を炊き込む、スペインを代表する料理名を選びなさい。
ア)パエリア イ)リゾット ウ)ドリア エ)ピラフ
フランス料理のフルコースの順番なんて、教科書に載ってないでしょう!?
こうした「社会常識」に対応できるように、本格的な「食」体験できる場所に子どもを連れていくことも必要なのかもしれません。
昨今の中学受験は教科書を読んで記憶すれば太刀打ちできるレベルではなく、家庭で親から子に伝えられるような身近な食文化やテーブルマナーも問われるようになっているんですね。
こうしたお料理などの体験は、中学受験だけでなく子どものコミュニケーションスキルや礼儀・マナー、課題解決スキルなどを成長させる場にもなります。
社会に出れば必須となるスキルであり、小さいころの体験を通じて身につけていくと、後々恥をかかなくてすみますね。
最近の子供は習い事が多く、屋内外での遊びや、家族・友人と過ごす時間は減り気味なので、意識的にさまざまな体験を取り入れるようにしているご家庭も多いと聞きます。
料理関係のワークショップなども豊富におこなわれていますから、積極的に参加すると視野も広がるといい事だらけのようです。
また、体験学習は特に理科に関係してくるようで、自然の中で遊んだことや自然観察、モノづくりなどの体験をしたことがある子ほど、理科の平均正答率が高いといった調査結果もあるそうです。
なんだか納得できる話。
今度、ちょうどお菓子作りに参加予定です。
なにかしらの発見の場になってくれるといいなぁ~。
楽しみながら自立心を育てられる。
イベント参加は、良い事はあっても悪いことはないですね。