ニュースで「はたらく細胞」という漫画を知りました。
|
「これは理科(?)の勉強になるのでは?」
と、さっそく試し読み。
でも、やたらと「殺す!」発言が多く、血みどろの描写が多かったため、花に読ませるには却下。
細胞の働きを知るにはわかりやすいマンガなのですが…残念。
…と思っていたら、スピンオフ作品で作者さんも別の「はたらく細菌」という漫画を発見!
はたらく細菌(2) (KCデラックス なかよし) [ 吉田 はるゆき ]
|
女子好み(?)のかわいらしいイラストです。
しかも、殺戮シーンはないので、安心して子供に読ませられます。
ちなみに、「なかよし」に連載中!
ネタバレ注意!「はたらく細菌」はこんなお話
「はたらく細菌」の舞台は腸内。
悪玉菌と善玉菌をメインに、さまざまな細菌が登場します。
腸内では常に悪玉菌と善玉菌の陣取り合戦がおこなわれており、宿主である女子高校生の食事でその日の勝敗が決まります。
肉が入ってきたら喜ぶ悪玉菌。
野菜が入ると喜ぶ善玉菌。
日々の食事は一定ではなく、乱れることもあることからも、悪玉菌と善玉菌が宿主を心配しつつたまに突っ込みが入ります。
「きっと失恋でもして、やけ食いってところだろ」
「宿主がおしゃれJK食に手を出したのか…!!」
「ダメな乙女よ、信じていたぞ…」
「乙女よ、自己管理してくれ!!」
「小川が増水してる!宿主は下痢なんだ!」
「体育のマラソン疲れで食欲を失うとは…栄養不足で倒れてしまうぞ」
などなど…
宿主の外での様子がちょっとわかることもあり、それによってこんな状態になっているのかと。
お腹の中から宿主を心配する声などには、「すみません…」と思ったりして。
(;´Д`A “
また、食事によって腸内環境が左右されることからも、町内放送…じゃなかった、腸内放送が流れます。
この放送では、食事が入ってきた時や危ない細菌が入ってきた時、異常事態などでも警報を鳴らして教えてくれます。
さらに、「はたらく細胞」のスピンオフ作品という事もあり、作中には「はたらく細胞」の白血球さんの解説あり。
なので、わかりやすい!
「はたらく細菌」1巻に出てくる細菌は?
現在、「はたらく細菌」は2巻まででています。
1巻では…
・おなら
・食物繊維
・ロンガム菌
・便秘
・バクテロイデス菌
・大腸菌
・ラクトバチルス菌
・肌荒れ(表皮ブドウ球菌、黄色ブドウ球菌)
・マラセチア菌(頭皮の菌)
・納豆菌
・サルモネラ菌
…について。
細菌の働きはもちろん、便秘や肌荒れが起こった時に体内ではどのような事がおこっているのかがよくわかります。
特に、サルモネラ菌は怖かった!!
ちなみに、健康に良いと評判の納豆。
こんなにも素晴らしい働きをしていたのかと、改めてそのすごさを感じたほどです。
「はたらく細菌」2巻に出てくる細菌は?
そして2巻!
・サルモネラ菌
・虫歯
・ヨーグルトの菌
・アクネ菌(ニキビ)
・こうじ菌
・アオカビ
・歯周病菌
・水虫菌
虫歯と歯周病菌については、読んでいて耳(目?)が痛い…。
現在、歯医者にかかっている身としては、歯の中でこんな風に細菌が働いているのかと。
歯周病菌、恐るべし!!
ちなみに、虫歯菌さんたちは宿主に早期に虫歯になっていることを悟られないように気を付けて作業をしています。
「歯の中チームはあんまり深く掘りすぎんなよ!
宿主が痛みを感じて歯医者にいかれちゃかなわねぇからな!
広く浅くがベストだ!」
…ふーん
そういう事なんですか…
そして、ヨーグルト!
胃酸でやられちゃうとは言え、その力は死してなを絶大なんだと知らされました。
お年頃になると悩みがちなニキビについても、その内部の働きがまるわかり。
あまりよくしないけど、健康食品として注目されているこうじ菌。
これで、その働きがよくわかりました。
移動民族の、白癬菌。
これ読んだら、バスマットの取り換え回数が変わります…。
白血球さんも出てきて、激しい攻防が繰り広げられています。
身近なテーマも多く、なかなか興味深いマンガです。
体の中の仕組みをしる一つとして、とっつきやすい。
その後の小難しい勉強にもすんなり入っていけるのではないでしょう。
次巻である3巻は、10月発売予定!
今度はどんな体ネタなのか…
とても楽しみです♪