先日、四谷大塚主催・横浜女学院説明会に参加してきました。
横浜女学院の最寄り駅はJR根岸線「石川町」です。
中村川の前にある元町口から出ると、校名が書かれた案内板を持った横浜女学院の先生が。
反対側のひらがな商店街方からもいけます。
当日は晴天で…暑い(汗)。
そんな中、地蔵坂のところに日傘もささずに立っていらっしゃって…おかげさまで、迷わずに行けました。
通学路は横浜共立学園と同じ
地蔵坂をてくてく上っていき、連光寺手前の小道(右側)に入ります。
道案内があるのでわかりますが、通学路が横浜共立学園とかぶっているんですね。
微妙に歩幅が合わない階段を上ると、右手に横浜学院幼稚園、そして左手に横浜共立学園が!
その先の右手に横浜女学院があるのですが、横浜共立学園と隣り合わせという…なんともシュールな関係。
偏差値的にも横浜共立学園は本命校として、横浜女学院は併願校として受験される傾向が高いと思われますが、横浜共立学園の併願校としては無理かな…酷すぎる…。
校長先生の演説が熱い!新しい取り組みが見られるカリキュラム
複雑な思いで校内に。
実は、横浜女学院に来るのは2度目。
前回は首都圏スタート模試の試験会場として、花と一緒に来校していました。
首都圏スタート模試での保護者会は体育館でおこなわれましたが、今回は別の場所で。
校内で階段を下って行った先の小ホールで説明会がおこなわれました。
ちなみに、参加人数は20名いたかいないか…。
カリタス女子とどっこいどっこいです。
机には紙パックのお茶とパンフレット、そして参加者名などを記入する紙が。
・学校パンフレット
・資料集
・Y.J.FRIENDS PASSPORT
・受験案内(昨年度資料)
・「プレジデントファミリー」紹介記事
・イベント(説明会、公開行事)日程
・主な大学の合格数の
・次年度生徒募集要項
始まるまで時間があるということで、体育祭の高校3年生(6年生)のダンス?映像を拝見。
体育祭は、横浜文化体育館で2日間にわたって開催。
なので、ほぼ演技はぶっつけ本番なのだとか。
そんなことを感じさせない演技に感心です。
そして始まる説明会。
四谷大塚の先生から挨拶があり、それから教務部長の方が「横浜女学院の今」と題して説明。
近年、新しい試みとして導入したカリキュラムについてが中心でした。
次に広報主任の方から入試について説明。
横浜女学院では、上から成績の良い順に合格を出すというよりも、合格ボーダーラインを超えていたら合格という、受験生同士の戦いというよりも自分との戦いを彷彿とさせるものでした。
しかも、複数回受験でも受験費用は変わらず、複数回受けた際には、それぞれの良い点数で合計点を出すという驚く措置!
「合格するための試験ではなく、入学するための試験です」
「複数回受験という、わが校に入学したいという意思が強く感じられる生徒さんを優遇したい」
「午後受験は15時開始ですが、16時受験も行っています。他校の午前受験で遅れても大丈夫です」
…とまぁ、すごい。
何があるのかわからない、精神的にも崩壊状態なりがちな中学受験本番において、こうした対応は大変ありがたいのではないでしょうか。
そして、校内見学の前に校長先生から。
カリキュラムについて話すとともに、熱~い生徒への想いを語ってくれました。
これまでの説明会で、一番、人間味ある校長先生だなと思ったほど。
生徒との距離が、良い意味で近いんだなと。
ちなみにこちらはSGHアソシエイト指定校。
神奈川県では、他に湘南学園中学校高等学校も指定校になっています。
SGHアソシエイト指定校とは、文部科学省が平成26年から開始した、「グローバル・リーダー育成に資する教育を通して、生徒の社会課題に対する関心と深い教養、コミュニケーション能力、問題解決力等の国際的素養を身に付け、将来、国際的に活躍できるグローバル・リーダーの育成を図る(横浜女学院ホームページ内より抜粋)」もの。
横浜女学院は、平成26年度から開始しているそうです。
新旧入り混じった、どこか懐かしい感じの校舎
そして、校内見学に。
5名前後のグループで、あちらこちらと見て回るのですが…とにかく、階段が多い!
これは鍛えられるなと思うぐらいにすごい!
しかも、高台の崖っぷち?に建っているので景色が…空が広い!!
眺めは最高です。
みなとみらいが一望。
また、他の授業参観では廊下から眺めるのがせいぜいでしたが、一部屋だけ入れました。
ちょうど英語の授業。
皆さん、集中して元気に発音しているのが好印象です。
校舎のつくりは、正直いってそこまできれいではありません。
普通の造り。
ただ、高校生のクラスが面白い形を採用していました。
廊下と教室が一体化しており、教室ごとにガラス張りの木の枠の扉で仕切られており、教室の奥は木でできたロッカールームがあり、その手前に黒板。
廊下と教室はカーテンで仕切れるのですが、常にオープン!
なので、こちらも授業をみながら進んでいくという…なんとも面白い作りでした。
さらに、机も変わった形。
木でできた、昔ながらの古風な感じでした。
とにかく校長先生が熱い!
校内見学から戻ると、再び校長先生のお話。
ここでも熱く、卒業生とのエピソードなども交えて教育について語ってくれました。
とても、人間味あふれる先生でした。
ちなみに、校長先生も併願校として受ける生徒さんが多い事を受け入れている(?)らしく、「わが校は併願校として申し込まれる方が多いのですが…」と自虐ネタとも取れる発言も!
四谷大塚の先生に「例えば、どの学校との併願が多いですか?」と質問する場面も。
先生、たじたじ…。
母、耳がダンボ!
心の中で「ナイス質問!」と思ったりして。
そんな感じで説明会は終了。
横浜女学院は、とても生徒と先生の距離が近いアットホームな印象を受けました。
また、中学受験においてはどうしてもライバルたちに負けないように上を目指して合格を掴まなければいけないという過酷な面がありますが、こちらでは「入試するための試験」として自分との闘いであるという印象も強く感じました。
心がすさんでしまいそうな中学受験において、こうした学校の姿勢は温かく感じられます。
とはいえ…
横浜共立学園が本命、もしくはそれ相当レベルの学校を受けている人から見ると…ちょっと併願するには勇気と覚悟がいるかもしれないなぁと思ったりして。