水曜日は映画がレディースデイで安い!
お正月2日目という事からも、いつもと比べて人が少ない感じで、巨大なポップコーン(なぜにあんなにでかいのだろう…)も安全に席に運ぶことができました。
今回、鑑賞したのはディズニー映画「くるみ割り人形と秘密の王国」。
花がだいぶ前から見たがっていた映画です。
ディズニー映画「くるみ割り人形と秘密の王国」は、1816年にE.T.Aホフマンが書いた「くるみ割り人形とねずみの王様」を現代風にアレンジした作品かと思いきや、全く違うストーリー。
「くるみ割り人形とねずみの王様」は、チャイコフスキーのバレエ「くるみ割り人形」の原作として、誰もが知っている有名な話ですから、その違いにちょっとびっくり。
まず、誰もが知っている「くるみ割り人形とねずみの王様」のストーリーは…
医務参事官シュタールバウム家のクリスマス。
ルイーゼ、フリッツ、マリーの3人の子供がいます。
主人公はマリー。
たくさんのクリスマスプレゼントの中から、不格好なくるみ割り人形を気に入ります。
ところが、フリッツがこのくるみ割り人形を使って、大きな胡桃を無理やり割ろうとして壊してしまいます。
くるみ割り人形をかわいそうに思ったマリーは、戸棚に飾ってある他の人形のベッドを借りてくるみ割り人形を休ませてあげることに。
すると、地面から7つの首を持つネズミの王様が軍勢をともなって出現!
くるみ割り人形が他の人形を率いてネズミ軍と戦い始めます。
マリーはくるみ割り人形の助けようとしたところ、ふいに気を失ってしまいます。
気が付くと、そこはベッドの上。
マリーは腕にケガをしており、包帯を巻かれてベッドに寝かされていたのでした。
自分がなぜケガをしているのか問うと、マリーは夜中まで人形遊びをしていて、勢いついてガラス戸棚に腕を突っ込んでケガをしてしまったというのです。
マリーの名付け親であるドロッセルマイヤーおじさんに話すと、ピルリパート姫にまつわるお伽話を聞かせてくれました。
…って感じで進んでいきます。ディズニー映画とは全く違います。
「くるみ割り人形とねずみの王様」は、作者であるホフマンの友人、ユーリウス・エドゥアルト・ヒッツィヒのために即興で作ったものだそうです。
ヒッツィヒ氏にはクララ、フリッツ、マリーという名の子どもがいたのですが、幼い娘を亡くしていたホフマンは特にマリーを可愛がっていたのだとか。
マリーのクリスマスプレゼントとして、作られたお話なのだそうです。
バレエ「くるみ割り人形(1892年初演)」の原作としても使われるわけですが、アレクサンドル・デュマ・ペールによって原作をかなり略したフランス語訳が元になっているのだとか。
主人公の名前が、バレエではマリーではなくクララになっていることからも、ホフマン作品とはちょっと異なる雰囲気になっているそうです。
こうして、たくさんの人に原作として作品が作られてきた「くるみ割り人形とねずみの王様」。
今回のディズニー映画「くるみ割り人形と秘密の王国」も、そこから派生した作品の一つです。
ちなみに、主人公はクララなので、バレエ「くるみ割り人形」色が強いかな。
まず、ディズニー映画「くるみ割り人形と秘密の王国」のストーリーは…
クリスマスイブのロンドン。
主人公は14歳のクララ。
姉と弟がいます。
大好きな母親が亡くなってしまい、ひどく寂しい思いをしていました。
クリスマスイブに渡すようにとの母からの伝言で、兄弟はそれぞれ早めのクリスマスプレゼントをもらいます。
クララには、六角星の鍵穴がついた金色の卵が渡されますが、鍵がありません。
添えられていた母からの手紙には、「必要なものはすべてこの中に入っている」と。
その晩、一家はドロッセルマイヤー家のクリスマスパーティーに。
そこで、金の卵はドロッセルマイヤーが孤児だった母に作って贈ったものだったことがわかります。
鍵はオリジナルしかないので、探すしかないと…。
パーティー会場では、で贈り物探しが始まりました。
自分の名前のタグがついた紐をたどっていくクララ。
屋敷の奥へ、薄暗い回廊、やがて巨大な木の穴へと進み出ると、そこは雪が降り積もる深い森の中でした。
紐の先には一本のカギがぶら下がっていたのですが、取ろうとした瞬間、ねずみに取られて逃げられてしまいます。
ネズミを追うために橋を渡ろうとすると、くるみ割り人形(キャプテン・フィリップ)にとめられます。
そこで名前を名乗った瞬間、フィリップの態度が一変。
なんと、クララの母はこの国の女王だったようで、クララ王女と呼び一緒に鍵探しを手伝ってくれることになりました。
ねずみを追いかけて暗い森の中に入るのですが、そこでマウスキングに襲われ、フィリップの助けで宮殿へと向かのでした。
…って感じで始まります。
まぁ、ねずみに襲われるところは同じなので、まだ大きくそれてはいないのですが、ここからぎゃふんと違う展開へともっていかれます。
舞台である秘密の王国は、「花の国」「雪の国」「お菓子の国」「第四の国(遊びの国)」の4つ。
それぞれに統治者がいるのですが、第四の国は追放されて荒れ果てた国になってしまっています。
登場人物はこんな感じ↓
クララ…機械修理や実験が大好きな女の子。
ドロッセルマイヤー…クララの名付け親。
シュガー・プラム…お菓子の国の統治者。
マザー・ジンジャー…第四の国の統治者。
ホーソーン…花の国の統治者
シヴァー…雪の国の統治者。
バレリーナ・プリンセス…クララのために上演されるバレエの主役
キャプテン・フィリップ…くるみ割り人形
ハーレクイン…宮殿の橋を守る護衛兵
途中、やはりバレエ映画を意識しているからか、バレリーナ・プリンセスの美しいバレエが披露されます。
クララのために上演されたバレエでは、秘密の王国が成り立つまでの物語や4つの国それぞれの紹介を表現。
そこに、ディズニーならではなの演出が加わって素晴らしい!
もちろん、パーティー会場に流れる音楽もよかったです。
家族愛と、自らの勇気と困難な状況に対処する力の享受。
いろんなところで、ディズニーらしさがあふれている「くるみ割り人形」でした。
がっ!
なぜか字幕しかない。
劇場3つ(いずれもターミナル駅)を調べたんですが、どれも字幕だけ。
珍しいなぁ。
まぁ、母としては字幕の方が雰囲気も出て好きなのでOK。
花さんは字幕でも見たいのか、迷わずOK。
家でみるディズニーチャンネルを、音声英語&日本語字幕で鍛えているから大丈夫か!?
花さん、字幕デビューでした。
その感想としては…
「字幕の方が雰囲気がでるね」
でしょ~!
これからは字幕だね