【二月の勝者】第98講「十一月の一丸」を読んで

まるみちゃんの次は、匠君と理衣沙ちゃん。
対照的な二人の状況です。

今週は匠君の成長や成績が上がった背景について触れていました。
ご家庭での様子も描かれていて、参考になる回です。

ちなみに、花の感想は「理衣沙ちゃん、やばいね!」。

あの、もちっと詳しく聞きたい…
同じ受験生の気持ちとして…(ドキドキ)

*ネタバレなので、新刊を楽しみにされている方はご遠慮ください。

匠君の家では、家族一丸での受験体制に。
お父さんもお兄ちゃんも応援している、アットホームな雰囲気です。

 

塾から帰宅した匠君。
ママさんに再度、「海上中の過去問を買ってほしい」とお願いします。

居残りで海上中の過去問をしてきた話に、「聞き間違えじゃなかった!?」と驚愕。

ちなみに、海上中の過去問の出来はよくなく、匠君自身も「ぜんっぜん!できなかった!今までやってきた学校の過去問よりムズくてムリだった!」と。

その言葉に、自信をなくしたらどうしようと心配になるママさん。

でも、「今は自分にできることを全力でやろう!」と、暖かい食事作りなどのサポート(見守り)に専念することを心に決めます。

 




 

なんか、理想のおかあさん…。
こうなれるといいんだけど、我が家はどうでしょうか…(汗)

せめて…

せめて、花さんが匠君のように静かに、自主的にやってくれると母も匠君ママになれると思う!

(たぶん、お互いに思っているだろうな…)

 

塾の方でも、匠君が上位校の過去問に取り組んだことを心配する声が。

ちなみに、黒木先生が匠君に上位校である海上中の過去問に取り組ませたのには、当然のことながら理由がありました。

すでに偏差値58にまで上がっているから。
しかも、志望校判定はすべてAの合格率80%。

「基礎をきっちりと積み上げることさえできれば、偏差値58に到達できる」と黒木先生。

その成績に、佐倉先生の目頭がうるうる…。

 

本当に、匠君はすごいよなぁと思います。
授業についていけず、一時は退塾すら考えていたのに…。

基礎の大切さが伝わるお話です。

 

「残り2ヵ月で志望校すべてA判定。
中途半端な志望校変更はなんになるんですか?」

…との黒木先生の言葉に、「確かにそうかもしれませんね…。この時期って、プレッシャーがかかってキツくなる生徒がいる一歩委で、気が緩む子も出てきますしね」と、ベテランのメガネ先生(出番が少ないから、名前が…)。

 

うわ~…
それは怖い。

でも、その後に続いた言葉の方がもっと怖い!!

 

「それ以外にも、努力をしない準備を始める生徒もでてきますし…」

 

…努力しない準備?
なんですか、それーーーー!?

って、驚愕です。

 

で、場面が変わって理衣沙ちゃん。

なんと、吉祥寺女子の過去問でいきなり合格者平均点超え!

興奮する理衣沙ちゃんママに「だって、ママが言ったんじゃん。『そろそろ本気出せ』って!」と、なかば怒り顔?で答える理衣沙ちゃん。

 

「信じてきてよかった…。やっぱり理衣紗はやればできる子なのよ…」と涙ぐんでいるママと、むっつり顔の理衣沙ちゃん。

えー…里依紗ちゃん、やってしまった?

前回の本屋さんでの件が思い出されます。

これってやばい展開じゃないんですかね…
ママの気持ちが先行してしまい、理衣沙ちゃんの気持ちが…

黒木先生、この局面にどう立ち向かうのか!?
他人事とは思えないだけに、どう解決に導くのか気になります。

 

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