【二月の勝者】第99講「十一月の粉飾」を読んで

うーわー!!
今川家が大変なことになっています!

前号で、理衣沙ちゃんが吉祥寺女子の合格者平均点クリアー。
でも、カンニング?

理衣沙ちゃんのママが勢いづいてしまい、今週もとんでないことに。
うーん(汗)。

*ネタバレになります。新刊を楽しみにされている方は、ここから先はご遠慮ください。

志望校・併願校のスケジュールを塾に提出しにきた理衣沙ちゃんママ。
前回の面談時と変わらない内容に、対応に出た佐倉先生の顔が固まります。

そんな佐倉先生の態度に、「何か問題でも?」と。

こ、こわい…

 

そこに黒木先生が登場。

奥で話でもと言いますが、「ここで大丈夫よ」と、カバンから取り出したのは吉祥寺女子の過去問。

その答案用紙を見た二人の顔!

特に佐倉先生、気持ちがダダ漏れ!
「(カンニング)やっちまったか!?」的な。

 




 

そんな二人の表情にかみつく理衣沙ちゃんママですが、百戦錬磨の黒木先生がうまく誘導します。
否定はしないで固定、コテコテ。

「どの単元をこれから伸ばせばいいのか分析します」といって、すかさずコピー。
さらに、過去問をやったときの様子を聞き出します。

 

過去問は四教科ぶっ通しでやる時間はとれず、1日1教科。
過去問の答えはがっちり管理している。

「他の偏差値55ぐらいのところのテストじゃ全然取れなかったのに、まさか吉女で…。やっぱり学校の問題との相性ってあるのね」と、一人納得している理衣沙ちゃんママ。

「…そうですね」と答えている黒木先生の目が怖い!!

 

理衣沙ちゃんママが帰った後、180度変わって「カンニングです」とバッサリな黒木先生。

ここで受験マメ知識「偏差値58の壁」を解説。

偏差値45の生徒が、5ポイント上の偏差値50の学校に受かる事はままある。
だけど、偏差値55の生徒が同じように5ポイント上、偏差値60の学校に受かる事はかなり稀。

その違いは、問題の質。
問題の難易度の違い。

 

書店で立ち読みしているのもバレバレ。

この時期のカンニングはまずい。
カンニングの事実を告げて改めてもらわないとと言う佐倉先生ですが、黒木先生は却下。

「保護者にカンニングの話はご法度です!」

なぜなら、子どもは疑われたことで受験を辞める可能性もあり。
この時期に塾を辞めるのは、自分(理衣沙ちゃん)の首を絞めることになると。

 

…という事で、佐倉先生に指令が下ります。

いかに保護者には「不正を伝えず」「怒らせず」、受験生本人には「受験に向き合わせる」ことができるか。

その答えを、木村先生と一緒に探すように言います。

 

理衣沙ちゃんのカンニングを知った木村先生。
実は、木村先生も中学受験生のときにカンニング経験がありました。

木村先生いわく「この時期のカンニングは『あるある』です」。

自身の経験から、なぜカンニングをしてしまうのか、その心理について語る木村先生。

「そこまで追い込んでいるのは、我々大人ではないでしょうか?」という木村先生の言葉が心に刺さります。

お、追い込まないようにしないと…(汗)。

 

これまで、同じような問題はあったそうですが、なんとなくやり過ごしてきた木村先生。

でも、それじゃいけない、子ども達に現実に向き合った欲しいなら、自分たちも向き合わなければいけないと、この問題解決に向けて動くことを決めるのでした。

うーん、どういう風に「受験に向き合わせる」のか?
次号が気になります!

 

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