麻布合格判定80%をとり、喜ぶ陸斗君。
…とは反対に、「この時期に…まずいぞ…!」と危ぶむ灰谷先生。
なんなの!?
*ネタバレになりますので、新刊を楽しみにされている方はご遠慮ください。
一方、桜花ゼミナール・Rクラスの礼央ちゃんの家では、模試の結果からママがだいぶ追い込まれていました。
付属中を希望する礼央ちゃんの合格判定では、いずれもC~D。
第一志望校は20%のD判定。
謝る礼央ちゃんに「ママの作戦ミスよ!」とすごい剣幕です。
現在、礼央ちゃんは桜花ゼミナールの上にある個別指導塾「ノビール」に通っているのですが、男の先生が苦手という礼央ちゃんの言葉に、「それってもしかして…橘先生とのトラブルのせい…!?」と。
その剣幕に礼央ちゃんもあいまいにうなずいてしまい…。
橘先生のせいになってしまった事に少し罪悪感を感じつつ、怒られなかったことにホッ。
ママはすぐさま、ノビールに電話して女性講師に変えてもらえるように相談します。
うーん…
これって、親子であまりよくない展開な感じがする…(汗)。
ただ、母と似ているところもあり…
これは要注意だわ!!
人の振り見て我が振り直せ…まるみちゃんママを目指さないと。
いや、武田ママかしら?
ただ、じゃじゃ馬娘・花は、まるみちゃんとは正反対だし…。
ゲーム好きの武田君かなぁ!
ノビールに相談した礼央ちゃんママは、塾長の強い勧めから冬期講習・正月特訓も個別指導で勉強する事を決めます。
で、桜花にはキャンセルの電話をするのですが、それに出たのが橘先生。
あっちゃー…
「冬期講習と正月特訓は最後の総仕上げです。それに今まで一緒にがんばってきたお友達もいますし…」と説明する橘先生ですが、「その“お友達”とやらがどれだけ礼央のストレスになっているのか、橘先生は把握してます?」とヒートアップ。
しまいには「こんなことになったのは橘先生、あなたのせいなんじゃないですか!?」とまで。
これに「お言葉ですが…」と橘先生が応戦してしまったのですから、事態はさらに最悪に。
切られてしまいます。
どうしたもんかとため息をついた橘先生に、「最悪の対応ですよ…」と黒木先生がピシャリ。
「一方だけ肩を持つなんてまちがっている」と正論を述べるも、「“ここ”では百害あって一利なし!」とズバッ!
逆に、黒木先生の正論に何も言えず。
「この大事な局面で講習を受けてもらえない事態を招いて、どう責任を取るおつもりですか!?」と責任問題にまで発展します。
そこまで最後の季節講習って大事なんですか!?
それは売上的に?
純粋に合格の為に?
どっちなの!?
灰谷先生が言うなら後者だと思えるのですが、黒木先生が言うと前者3割の疑いが…(笑)。
就業後。
プロとしては尊敬するけど、パワハラをするならこっちも手を打たせてもらうとばかりに、同業者から聞いた情報…黒木先生の夜の活動場所に向かう橘先生。
そこで、同じ桜花ゼミのスタッフとバッタリ。
「あ!黒木先生から聞いてますよ!助っ人を一人よこしてくれるって」というや、何のことかわからずに声を失う橘先生を中に入れます。
扉の奥から聞こえる子どもたちの賑やかな声に、「こりゃ一体…」と思っていたのとは違う展開に戸惑います。
ところかわってフェニックス。
陸斗君が、灰谷先生の配ったプリントを無視して、こっそり開成中学の過去問をやっているのがバレてしまいます。
灰谷先生の授業中に内職とは…いい度胸してる。
でも、ちょっと危機感なくないかな?
今週は、たぶん現実でも本当にあるんだろうなぁ的な保護者とのいざこざ。
礼央ちゃんママは母と似たよう性格を感じるし、同じ(?)中途半端な状態なことからも、今後の動きが気になるところです。