【二月の勝者】第106講「十一月の王者」を読んで

海斗君の「開成を受ける!」に、衝撃を受けたのはママさんだけではありません。
桜花ゼミナールでも木村先生が「えええっ!?」と悲鳴を上げてました。

「かかか…開成…!!」なんてどもっちゃうぐらい。

*この先はネタバレになるので、新刊を楽しみにされている方はご遠慮ください。

佐倉先生もびっくり仰天。
桂先生にいたっては、黒木先生に「無謀です」とキッパリ。

 

ちなみに、過去に海斗君の偏差値で合格した生徒さんもいることはいる。

けれども、「『その後』、その子たちが『どうなったのか』に関しては、もちろんわかっていらっしゃいますよね?」と、桂先生は厳しい表情です。

「今回は思うところがあるので本人の意思を後押ししました」と、あくまでもしれっとしている黒木先生。

桂先生も「まぁ、黒木先生がそこまでいうなら…」的に矛を収めますが、親の希望ではなくて本人の意思で、しかも黒木先生が太鼓判押すなら、まぁ大丈夫なのかなとも思うよね(合格はさておき…)。

 

気を取り直して、模試の申し込み状況を確認。

御三家受験をするのが9名で、去年に比べたら2倍になったことに佐倉先生が「すごい!そんな調子だと、フェニックスを抜くことができたりして…」と顔をキラキラ。

黒木先生以下全員、ドン引き。

「さすがに…人間VSライオンだよ」と諭す桂先生。
「冗談のつもりでしょうが、仮にもこの業界の端くれに属する者であれば、口にするのも憚られる発言です」とバッサリな黒木先生。

ちなみに、黒木先生が保護者で御三家を狙っていたら、塾選びには迷いなくフェニックスを選ぶと。

おおっ。
フェニックスのモデルはサピックスでしょうから、なんだかすごい。

 

そんな黒木先生が「圧倒的王者」と評するフェニックスでは、神7(吉祥寺校トップの7人)の話で盛り上がっていました。

天才児とはいえ、ママさんもお悩みのようで、塾に電話相談するそうです。

天才児のママに悩みなんてあるの!?って感じです。

その内容は…

 

①勉強が好きすぎて寝てくれない
→コピーが追い付かず、業者に依頼

②毎日、好きなバイオリンの演奏を1時間。
→やらないとストレスが溜まって勉強できないと本人

③受験年なのに親に内緒で算数オリンピックに申し込み
→パソコンの履歴でバレてママ激怒

④授業参観で、一人で手を挙げて答えまくって皆がドン引き

いや~…
特に①なんて羨ましいぐらい。
一度でいいから、そんな疲労を感じてみたいです。

 

こうした神7の話に、「どっかぶっ飛んでる天才肌ばかりだもんなぁ」と賑わう先生たちですが、灰谷先生の「一人だけ例外がいる」発言から双子の上杉陸斗くんの話に。

なぜなら、陸斗君は「普通の子」だから。

「神セブン」というゴロ合わせでトップ7人にひとくくりされているけれども、上の6人は別格。
6人はずっと合判80%だけど、陸斗君は前回やっと麻布80%がとれたばかり。

 

陸斗君の性格からして、今、このタイミングで80%A判定がとれるのは危険と、灰谷先生。

「じゃあそろそろ…いつもの『灰谷節』がみられるのかな?」という同僚の先生の一言に、「そうですね、ここらで一丁、陸斗を『ツブして』おきましょうかね」と。

そのノウハウは、黒木先生に教わったもの。

勝たせるために「ツブす」って…なんなんでしょう!?
気になる次号です。

 

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