電車に乗って、世田谷にある豪徳寺に行ってきました。
こちらは、招き猫の発祥の地とも呼ばれており、境内にはたくさんの招き猫が所狭しと置かれている事で有名です。
インスタ映え必須。
さらに、あの「安政の大獄」「桜田門外の変」で暗殺された井伊直弼のお墓(東京都史跡)があります。
豪徳寺は、井伊家に関係したお寺さんなんですね。
元は臨済宗の寺院だったそうですが、今は曹洞宗。
寛永10年(1633年)に)彦根藩主井伊直孝が井伊氏の菩提寺として伽藍を創建。
寺号は、直孝の戒名である「久昌院殿豪徳天英居士」からつけられました。
大河ドラマ「西郷さん」と歴史映画「桜田門外ノ変」で得た知識を活かして見学です。
小田急線「豪徳寺」から商店街を通って10分ほど歩くと門が見えてきました。
行きの道では、外国人の観光客や歴女らしい女性グループやカップルがいて、
その方たちについていくと…豪徳寺の人気がうかがえる道案内(!?)でした。
山門を通ると、正面に仏殿。
左手に三十塔。
ちょうど紅葉の季節で晴天ということもあり、紅葉もきれいに映えていました。
三十塔にはそこかしこに猫ちゃんが彫られていますので、探すこと必見!
あったーーー!!と早押しクイズです。
仏殿の左側、三十塔と向き合う形で招福殿が。
ここに、招き猫さんがたくさんいます。
圧巻!
壮観!
いいもの見せて頂きました~!!
招き猫ちゃんは1月に奉納されるため、この時期が一番多くなるそうです。
1月に来たら、もっとすごいかもしれませんね。
招き猫の伝説は他にもいろいろとありますが、豪徳寺は特に有名で発祥の地とされています。
井伊直孝が猫に門内に招き入れられたことにより、雷雨を避けることができ、和尚の法談を聞くことができたことに喜んだことから井伊家御菩提所にしたと言われています。
そうしたことから、「招猫観音」を祀り招き猫を授与するのだそう。
ちなみに、豪徳寺では「まねぎねこ」と呼ぶそうです。
また、豪徳寺の招き猫は世間一般で知られている招き猫とはちょっと違います。
小判を持たず、右手を挙げて首に鈴を下げているだけです。
境内にある「招猫観音」には、家内安全・商売繁盛・心願成就といったご利益があります。
ちなみに…
猫つながりで、彦根市のキャラクター「ひこにゃん」。
なんと豪徳寺のたまにちなんで誕生したそうです。
そのため、ひこにゃんも豪徳寺を訪ね、井伊家のお墓参りをしたことがあるのだとか。
招福殿からは、本堂である「法堂」に通り抜けることができます。
豪徳寺内のお賽銭箱は、すべてお堂のなかに設置されています。
小窓があるので、そこから開いて入れます。
珍しいのか、気が付かない人も多かったようです。
あまりお賽銭を入れている方を見ませんでした。
社務所では、大小さまざまな招き猫ちゃんが購入できます。
我が家も3号サイズと、ちっさい豆サイズで透明の袋に入ったものを購入させていただきました。
福が転がり込んでくるといいな♪
もちろん、御朱印もしっかりと頂きました。
次に向かうは、いよいよ井伊家墓所です。
再び三十塔と招福殿の前を通り進んでいくと、広い墓所が。
墓所には、幕末の大老13代直弼墓、豪徳寺中興基2代直孝の墓をはじめ、歴代藩主や正室さんのお墓が並んでいました。
一つ一つのお墓が立派で、平成20年(2008年)に国史跡に指定されています。
季節的にも紅葉がきれいに色付いており、境内は赤や黄色と色とりどり。
頭上では、松ぼっくりが爆弾さながら鈴なりに。
花はいそいそと拾って集めていました。
駅に向かう途中、招福そばの「福室庵」でランチ。
大正3年創業で、メニューが豊富。
名物の招福そばをいただきました。
器に招き猫ちゃんのイラストが入っていてかわいい!
さらに、商店街にある焼き芋専門店でホカホカの焼き芋を堪能。
お腹も心も福が来たように幸せな気持ちになりました。
まさに、食欲の秋ですね。
٩( ´◡` )( ´◡` )۶