江戸最古の七福神!上野・不忍池辯天堂(弁天堂)

先日、上野動物園に。
パンダの見学は長蛇の列で、大変な混みよう。
久しぶりに訪れた上野動物園は、いたるところで工事をしており、今後はさらに充実した内容になることがうかがえました。

そんな上野動物園の周囲には、歴史的建造物やパワースポットがたくさんあります。

上野動物園の弁天門すぐそば、不忍池の小島(弁天島)にあるのは不忍池辯天堂(しのばずのいけべんてんどう)。
近くにある寛永寺の観音堂として建立された、天台宗東叡山寛永寺の寺院です。
お堂が六角形になっているのが特徴です。




寛永寺は、1625年(寛永2年)に徳川家康公・秀忠公・家光公の三代の将軍に信任された慈眼大師天海大僧正(1536~1643)によって開山しました。

京都の鬼門を守る比叡山延暦寺に倣い、江戸城の鬼門にあたる上野台地に寺を築き鎮護。
将軍だけでなく諸大名も寄進し多数のお堂が建てられました。
弁天堂もその一つ。

不忍池を琵琶湖に見立て、中之島を築きお堂を建立。
竹生島宝厳寺の大弁才天から勧請しました。

辯天堂の弁財天は江戸最古の七福神である「谷中七福神」の一人であり、八本の腕を持つ一面八臂の「八臂辯才天(はっぴべんざいてん/女性)」です。
弁財天に参拝すると財宝や延命、知恵も授かり金運や縁結び、学業や芸術など…さまざまなご利益があると言われています。

 

不忍池辯天堂の近く、不忍池のほとりには「駅伝の歴史ここに始まる」と書かれた記念碑(左側)と、天竜橋の先にある「めがね之碑」(右側)。

この「めがね之碑」は、徳川家康の愛用した眼鏡をかたどったもので、東京の眼鏡業界の組合によって1968年(昭和43年)に建立されたものです。

昔は中之島へ渡る橋がなかったので、お参りは舟。
橋がかけられたのは1670年(寛文9年)。

また、天海僧正は吉野山から桜を移植しており、それが現在の上野の花見名所を作った元となっています。
さらに、不忍池の蓮も天海僧正が植えたもので、こちらは夏の名所。

 

手水舎には、苔がいい感じの龍。
風情があります。

 

手水舎の奥には、「芭蕉翁」や「ふぐ供養碑」「扇塚」「スッポン感謝之塔」など…複数の石碑がズラリ。

邦楽や舞踊に関する石碑は、弟子や友人さんたちが偉大な師匠の業績を称え、弁財天様のおそばに建てたそうです。
弁財天様は、音楽や芸能の守り神でもありますからね。

 

東京大空襲で焼失してしまったため、現在の建物は1958年(昭和33年)に再建されたもの。

 

常香炉にお供えするお線香は、1束100円。
七輪が用意されており、その中に入れて点けます。

その奥には老人の頭を持つ蛇の姿。
一見びっくりのこちら様は、辯才天の化身で身体が巳(へび)の「宇賀神(うがじん)」という福の神さまです。

 

拝殿階段前には、1本の御柱が。
中のご本尊様と繋がっているそうです。
「御柱に触れながらお願い事をどうぞ」と書かれた紙が貼られていました。

その左側には、弁財天様必須アイテムの琵琶(石碑)が。
青銅でできた、とても大きな琵琶です。

 

「弁才天尊」と書かれた赤い大きな提灯に、天井には墨絵の龍と極彩色で描かれた四季の草花が圧巻のお堂内。
大きな銅鑼があります。

ご本尊である「八臂大弁才天(はっぴだいべんざいてん)」は秘仏となりますので、厨子の中に安置されています。
1年に1回、9月におこなわれる「巳成金大祭(みなるかねたいさい)」の日だけご開帳されます。

 

御朱印は、お堂内で頂くことができます。
「辯才天」と力強く書かれた文字と辯才天のご利益を表す朱印。

さらに、「お参りご苦労さまです 道中お気をつけて」と書かれたしおりが挟まれていました。
ご配慮が心に響きます。

 

弁天堂の右側には、大黒天堂(護摩堂)があります。

こちらも寛永寺のお堂の一つで、豊臣秀吉公が大切にしていた大黒天が祀られています。

大黒天様と言えば、福を授ける神様であり福を招く神様でもあり。家門繁栄や富貴をもたらすといったご利益があるそうです。

不忍池辯天堂と同じく、常香炉と御柱がありました。

 

上野動物園の近くに、こんなパワースポットがあるとは知らず。
蓮の花が咲く頃には、とても神秘的な風景になりそう。
次回は、蓮が咲いている時期にお参りしたい。

また、参道には屋台がでており、おいしそうな香りが…。
今回はお昼を食べてしまったので食べれませんでしたが、次回は小腹を空かせてから行こうと思います(笑)。

 

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