古い歴史を持つ厄除元三大師・深大寺!名物そば&陶芸体験

先日、東京都内にある深大寺に、電車とバスを乗り継ぎ行ってきました。

深大寺は、関東でも有数の古刹。
厄除けや縁結びのお寺です。
水と緑がきれいと、豊かな自然で知られている場所でもあります。

古き良き門前町の雰囲気、参道のグルメや名物、日帰りの天然温泉などが楽しめます。
特に「深大寺そば」、「ゲゲゲの鬼太郎」では有名です。

深大寺に着いたのはお昼過ぎの1時。
なので、まずはお蕎麦で腹ごしらえしてから、お参りに行くことに。

 

ランチにはやっぱり名物そば!

趣向を凝らしたお蕎麦屋さんがたくさんあり迷ってしまいました。

今回は、「雀のお宿」という昔話に出てきそうなかわいらしい名前の、かつ風情ある佇まいのお蕎麦屋さんに。

境内のメイン通りの一番右端にあるそば処です。

門をくぐると、見事な竹!休憩どころもあり、混雑しているときはこちらで待つようです。配慮がいきわたっています。
最初にお会計。窓口の店員さんがテーブルと座敷の希望を聞いて、案内してくれます。

テーブル席を希望。案内された席からの風景。お部屋は暖かく、いい感じ。
ごまだれ蕎麦。細めで色もきれい。「雀のお宿」と書かれた輪っかに載って。いい感じ!

 

深大寺でそばが有名な理由は?

深大寺近辺では豊かな水源があり、そこからそば造りが発展しました。
20店舗ものソバ屋さんがあるほどですからすごいですね。

江戸時代から風味が良いと評判で、もともとそば栽培に向いていた土地柄からも、米のかわりにそば粉を深大寺に納めていたほど。
そうしたことから「そば守観音」が祀られ、毎年秋のそば祭り(毎年11月下旬)で新そばが奉納されているのだとか。

そば祭りでは、深大寺境内で「そば守観音供養祭・そば献供式」が執り行われています。
そば守観音供養祭で献上された新そば粉を、そば屋さんたちが交代で打ち、深大寺の庫裡で参拝客にふるまいます。

また、一緒に飲みたいのが秩父山系の名水で醸す「深大寺ビール」。
お蕎麦と共にいただきたい!

 

意外と広い深大寺の境内!

お腹が膨れたら、いよいよ深大寺に。

大火から逃れた山門は、深大寺最古の建物です。
茅葺屋根が趣ある佇まいを見せてくれ、草が生えかけているのがまたいい感じ。

深大寺の開山は奈良時代。
733(天平5)年に「深沙大王(じんじゃだいおう)」が祀られ、それがお寺の名前の由来になっています。

境内は本堂や元三大師堂など見どころが多いので、深大寺観光案内所(「深大寺」バス停すぐそばにあり)で深大寺散策マップをいただくのがおすすめ。
深大寺のホームページでも紹介されています。

境内には案内板もあるので、それを参考にしてもいいですね。

 

山門に次ぐ古い建造物の常香楼。
ゆるく反った屋根の中央には、金色の宝珠、四隅の降棟の先には金色の鳳凰の頭が。
手水舎では、豊かな湧き水が流れ出ています。

本堂の梁には獅子・象・龍。
破風板の下には鳳凰の彫り物があります。

本堂正面の扉前には、「木」をかたどった燭台が鎮座しています。
これは、植木職人さんが寄進したものなんだそう。

山門すぐ近くには、お守りなどがズラリ。風情ある佇まい。右側には何か書かれて石碑が…

 

深大寺の右側に社務所があるので、お参りの後は御朱印を。
3種類あるので、その中から選びます。

 

深大寺の厄除け信仰の中心でもある、元三大師堂(がんざんだいしどう)。
厄除けの力を備えた元三大師像を祀っています。
その信仰の深さからも、江戸の大火後、いち早く再建されています。

左側は、「賓頭廬尊者(びんずるそんじゃ)」。医学的に大変な力を持っていたインドの僧侶。悪いところを撫でると「病気平癒」の霊験があると。

 

深大寺では、例年3月3日~4日に最大行事「厄除元三大師大祭」、通称「だるま市」があるので、今度はその時期に訪れてみたいもの。
ただ、「日本三大だるま市」としても有名なので混雑覚悟必須です!

だるま市では、僧侶の方がだるまに直々に目入れをします。
梵字(ぼんじ=神仏を一字で表す神聖な文字)を入れるのが深大寺流で、だるまの左目には物事の始まりを意味する「阿字(あじ)」。
心願叶っただるまの右目には終わりを意味する「吽字(うんじ)」を入れてくれるそうです。
これは是非お願いしたい!

 

そして、元三大師堂の近くにある釈迦堂。
こちらには、2017(平成29)年に国宝に指定された東日本最古の国宝仏であり、白鳳期(645年~710年)の傑作とされる銅造釈迦如来像(白鳳仏)が安置されています。

さらに、奈良県「新薬師寺」の香薬師像の御分身像、兵庫県「鶴林寺」の聖観音菩薩の御分身像、千葉県「龍角寺」の薬師如来仏頭の御分身像も加わっているので、時間があれば是非とも見ておきたいところ。
ちなみに、拝観料は300円です。

 

深沙堂参道にある、七福神の恵比寿尊と大黒天の石像。

 

参拝後は陶芸体験!予約不要で気楽にできる

参拝が済んだら、陶磁器専門店「むさし野 深大寺窯」で陶芸体験です。

予約なしでも気軽に陶芸体験ができ、一番簡単で時間もかからない「らくやきコース」は人気。

皿、湯飲み、茶碗など100種類以上の素焼きのなかから好きなものを選び自由に絵付け。
完成したら窯にいるスタッフに渡しお会計。
1,200度の窯で約20分間焼いたら完成とスピーディー。
焼いている間に、近所をぶらぶら散歩したり買い物したりできます。

ちなみに、焼が通常よりも軽い(?)ので、割れやすいと取り扱いに注意が必要です。
また、2日間ほど、乾燥させておかないといけません。
(いただいた注意書きより)

もちろん、本格陶器の絵付けや、粘土から作る完全オリジナルの作品コースもあり。
配送してくれます。

 

焼きあがるまで、ゲゲゲの鬼太郎カフェで休憩です!

 

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