睡眠不足で脳がやせ細る!習い事&塾のスケジュール管理を工夫

先日、小児科病院に勤める親戚から、子どもの睡眠に関する怖い話を聞きました。

常々その親戚は、「子どもは夜21時に寝て朝6時に起きるのが理想」と言っており、8時間は睡眠を取った方がいいと言っています。

それはわかっているのですが、塾や習い事などでなかなか厳しいからほぼ無理。

特に共働きの我が家ではどうしても帰宅時間が遅くなり、食事もお風呂も遅い時間帯に。
24時に寝てしまう事もしばしば。
だから夜の9時なんてむーりーー!!

「塾で21時を過ぎるようになる」といったところ、「そうなんだよね~、最近の小学生は塾通いで寝るのがどうしても遅くなってしまうんだよね」と親戚も思案顔。

現実には厳しいことは、勤務先の小児科病院でも話題になっているようです。

 

睡眠をコントロールするのは、脳幹とその上にある大脳辺縁系と小脳。
これらは生命維持に必要最低限な機能を担っています。

また、記憶や思考、言語など、人としての高度な心や情感を司る大脳皮脂は、日々働いて進化する部分。
学習で鍛えるところであり、これを鍛えることが大切となります。

この部分をしっかり育てるには睡眠が大事で、十分な睡眠をとっていないと脳がやせ細ってしまうというのです。

つまり、睡眠時間を削って勉強することは、脳にダメージを与えて学習能力、ひいては脳にダメージを与えてしまうとの事。

こわっ!!

 

毎日、22時以降の遅い時間まで起きているのは危険で、低学年の頃は影響がなくても、思春期くらいになるとトラブルを起こすようになる心配があり。

睡眠不足の特徴としては、ちょっとした事で切れてしまったり人に暴力をふるう、悪口ばかりいうといった事がみられるそうです。

最近、子どもによる事件も増えていますが、睡眠不足も一つの引き金になっていそう…。

 

さらに、睡眠不足は子ども自身の自尊心も低くしてしまう傾向があることが、最近の研究などからわかってきているのだそうです。

通常では、低学年の頃は自分大好きで無邪気な自信にあふれています。
これが思春期になると「自分はなにをやってもダメなんだ」と思いがちに。
勉強や部活をがんばることで自分に自信が持てるようになり、自尊心も育まれ回復。
健全な精神が培われていきます。

それが、幼い頃から睡眠不足で夜型生活をしていると、自尊心が高いはずの低年齢から低くなりがち。
低学年で低いと、思春期の頃にはどん底にまで落ち込んでしまいやすくなると負のループ。
あまりにも底が深いと乗り越える事が難しく、自分に自信が持てないままに成長してしまう可能性が高くなるというのです。

 

朝は元気に早起きして、朝ご飯をしっかりと食べる。
夜は9時にはベッドに入り、ぐっすり眠る。
これが健全な小学生の生活。

睡眠不足が酷くなると、「頭や腰が痛い」「肩がこる」「動悸やめまいがする」なんて不定愁訴の症状がみられるようになり、最近の事もにも増加しているというのですから、あまり悠長に構えてられない問題です。

もしも、夜、布団に入ってなかなか寝付けない場合は、睡眠障害が起きている可能性もありなんだとか。

 

とはいえ、習い事や塾通いでは、どうしても睡眠時間が遅くなってしまいます。
だからといって、睡眠不足を解消するために習い事や塾を辞めるのも違うと思う。

なので、できる事といえば、できるだけ習い事や塾がある日は帰宅したら宿題よりも睡眠できる環境を作るようにし、週末の時間を上手に利用して睡眠時間をキープできるようにする工夫かな。

なかなか難しい問題ですが、今は良くても後から大変な事になったら意味がありません。
まずは無理せず、その時その時で睡眠時間も意識するように心がけたいと思います。

 

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