新しい学年でのカリキュラムが始まりました。
事前に購入していたテキスト類からある程度は予想していましたが、そうした想像を超えた勉強量。
単に理科と社会の2科目が加わっただけでなく、スピードが上がり、宿題の量もこなさなければいけない時間も限られていると…まぁ、大変。
習い事との併用、共働き家庭にとっては、ペースを掴んで落ち着かせるのに一生懸命です。
役員をやっている最中も「仕事、やめたい…」と思った事がありましたが、今回はそれ以上に思ってしまったりして。
子どもも急激に増加した内容にあっぷあっぷ状態ですし。
3年生の時とまるで違う!
最初は親がしっかりとペース配分を指示する必要ありなので、なかなか大変。
仕事を早く切り上げて、子どもの勉強についていてあげたいと切に思うほど。
だって、素直にやらないんだから!!
塾の日数や科目が増えることは、各授業で出される出題の量も増加。
授業時間の増加が移動時間をずらし遅くなるものの、家庭学習時間をしっかりと確保しないといけないのだから、かかる負担が大きくなるのは当たり前。
この事実を、しっかりと念頭に置いて新学年の学習に取り組んでいかないと、日が進むうちに成績がどんどん下がってしまうといった可能性も出てきてしまいます。
ただ、一方で同じ塾、同じ宿題量なのに、そこまで負担を感じることなく安定した成績をキープしているお子さんもいることは確か。
両者の違いを知ることが、塾でのカリキュラムをうまく回していくヒントになりそうです。
塾のカリキュラムをうまくこなせるかどうかは、子どもの能力だけが影響しているわけではありません。
要は、増えた授業数や宿題量に対応できる方法を得ているのかどうかの違い。
負担になっていない、安定して学力をキープできているお子さんは、こうした自分のペース配分などがわかっているからなのかもしれません。
(まぁ、地頭がいいという羨ましい面もあると思いますが…)
対応力は子供の性格や状況によって異なりますから、いきなりは無理。ただ、
遅くても春休み中までには学習法を掴んでおく必要があるといえます。
なぜなら、学校で新学年が始まるのは春休み明けの4月。
2月3月の下校時間は、まだ変わっていませんから、この時期に塾のペースを把握して対応策を実行するお試し期間にぴったり。
塾も学校も一度にパワーアップしたらとても困りますが、ズレているので少しずつ対応させることができます。
これは、本当に助かる!
塾慣れする中で気を付けたいのが、ただやみくもにたくさんの学習量をこなす事。
受験は長丁場になりますから、ポイントを絞ってやる必要があり。
いかに効率的に、ピンポイントでできるかどうかにかかっていると言えます。
四谷大塚の先生の授業などをみていても、そうしたところを感じます。
特に算数などは、ピンポイントで「ここ」といった問題を選んで出してきます。
設問を飛ばすことも普通にあり。
睡眠時間をカットするのはNGなので、移動時間込みの塾の時間、習い事の時間、遊びの時間を差し引いた時間の中で、塾と学校の宿題・テストの間違い直しや対策などの時間を決めていきます。
特に宿題は必ずやるようにしたいもの。
塾の宿題には、その日に習った内容を振り返り確認することと、問題を解くことでアウトプットするという役割があります。
ちなみに、四谷大塚では「スタディプラン」というのをくれました。
急激に学習量が増えるので、塾の方でもペース配分を考えてくれているようです。
最初は、こうした参考プランを活用しながら、子どもなりのペースをつかんでいくのがいいのかもしれないですね。
同時に、苦手単元を作らないといった課題もあります。
塾ではカリキュラムに従ってさくさくっと進んでいくので、めつちゃスピードが速いです。
待ってくれないので、苦手単元を後回しにすると、後で大変な苦労を強いられることが簡単に想像できるほどです。
そんな大手進学塾では、新学年に上がることで勉強量が1.5倍上がると言われています。
まぁ、それは現在、実感中。
少しずつ増えていくのではなく、新学年スタート共に一気にドーンと増加。
例えるなら、平坦な慣れた道が、いきなり2メートルの高さをもって現れ、それをよじ登っていかないといけない…なんてイメージかな?
さらに、勉強の質もガラリと変化。
4年生の最初のカリキュラムはこれまでの復習みたいで軽くとらえていたのですが、実際にふたをあければ小難しい問題ばかり。
算数の文章問題は、やたらごちゃごちゃと説明を入れて子どもを錯乱させます。
読解力がものをいう問題が増え、わかってしまえば「なんだ、単純な計算問題じゃん」みたいな。
読書、大事ですね…。
とはいえ、4年生は基本的な内容が中心になるので、反復演習と丸暗記でも対応することは可能。
ただ、5年生になると、4年生の基礎をベースに応用問題に発展。
そこに問題を早く読み、計算を早く解くといった情報処理能力が求められるようになります。
受験に必要な分野の8割~10割方の学習は終わるというのですから、そのカリキュラムも濃くてハイスピードなのは容易に想像できます。
こわっ…
6年生では、大量の演習問題を解いて、入試に対応できる力を身につけていきつつ、これまでの知識を総復習。
学習量が変わるなら、学年によって学習方法を柔軟に変化・対応させていく事も必要。
4年生では基礎知識を身につけるための繰り返し学習。
5年生では、単元ごとに大幅に捉えた学習で、4年生の時のような繰り返しやって覚えるではなく、問題のポイントを覚えていく。
授業の受け方もそうした意識改革が必要で、この単元のポイントはここだなと理解して覚えていく。
自分でポイントを掴んで納得できるようになれば、宿題では理解したところは省いて、まだ理解していないところを重点的にやると、勉強の取捨選択ができるようになるそうです。
これはオリエンテーション(保護者会)でも言われた事ですが、子どもの「わかった!」ほどあてにならないものはないと。
本人は分かっているつもりでも、それが「=理解している」なのかは別なのだと。
理解しているかどうかは、「それはどういう事?」と質問することでわかります。
自分の言葉でうまく説明することができればOK。
できなければ、まだまだ理解不足。
算数では、問題を解くときになぜこの解法になるのかも説明できなければダメ。
そうでないと、数字や文章が変わっただけで解けなくなります。
学年ごとに変わる、勉強量と取り組み方法。
勉強の取り組み方を知っているかどうかで成績の伸びも変わってきますから、闇雲に勉強しようとするのではなく、臨機応変に効率的な勉強法を身につけられるように、常にアンテナを張っておかないとダメですね。
まずは、四谷大塚からもらったスタディプランを参考に、日々の学習に取り組んでいこうと思います。
早めにペースを掴めるように、親もファイトですなぁ~…