「親が勉強を見る必要はない」の誤解

ここ最近、花にぴったり小判ザメ状態。
勉強をみながらふっと頭をよぎるある言葉。

親御さんは勉強を見ないで大丈夫です!

これ、早稲田アカデミーで実際に言われた言葉。
それ以外の場所やプロの先生が書く受験本でも耳にする言葉です。

「あまり親が干渉しすぎると、間違った知識や塾の教え方と違うやり方で教えてしまうと訂正するのに大変だからかな」

と解釈していました。

特に算数などは、どの時期にどの解法で答えを導き出すのかなどが考えぬかれたカリキュラムになっています。
解き方が違うばかりでなく、下手な教え方をされたら子どもも混乱して定着するものもしなくなるという事なのかなと。

しかも、中学受験の算数では方程式を使っていけないという暗黙のルールまでもあります(本当かどうかは知りませんが…)。

 

まぁ、これについてはご心配無用なところで、教えられなくなってきたから通塾を考えた我が家には無縁。

そもそも、あまり塾から積極的に「勉強をみてください」とは言えないでしょう。
それじゃ、塾に通う意味がなくなる。
親がみるなら必要ないだろと突っ込まれたら何も言えない。

 

他にも、

「親が干渉することで自主性が失われるから?」

とか思っていました。

とはいえ、まったく勉強をみないでいたら間違いなく花はやらないので、勉強をするように突っついてはいました。
勉強に対して失われる自主性は、もとから底辺すれっすれなので(涙)。

ただ、新4年生になってすこ~し自立心も芽生えてきたのか、勉強は自分で計画して答え合わせも自分でやると宣言。
その気持ちを尊重したいと思い(ちょうど役員仕事でバタバタしていたこともあり)、母は離れてみるようにしたわけです。

今だから言えるけど、これがまちがいだったと後で気が付くわけですが…。

 

そんな風に解釈していたのですが、もう一つのメッセージに今更ながらに気が付いたわけです。

「親御さんは勉強を見ないで大丈夫です!」とは、

勉強のやり方を教えなくてもいいけど、勉強をやっているかどうかはみてね!

ってこと。

つまりは、勉強の進み具合は家庭で管理してね。
って意味合い。

 

新4年生になって、花が自分で勉強をすると自室にこもるようになって安心しましたが、まだ9歳。
勉強のやり方なんてまだまだわかっちゃいないでしょう。

しかも、自分に甘いのが子ども。
「わからないからテキストをみよう」と記入し、あたかも分かったような気になっていたと。

母が張り付いてやると「まずはテキストなしでやってみろい」となり、わからなかったところ覚えていないところをあぶりだしますから、そんなカンニングもどきの事はできません。

他にもいろんなパターンがあるとは思いますが(お友達では勉強していると思ったらマンガを読んでいたとか)、こうした横道脇道獣道にそれがちだから、ちゃんとした道を歩くように指導・管理してねということなんだろうな。

勉強はみなくていいけど、進捗管理は必要。
「お母さんは何もしなくていい」という言葉は鵜呑みにしてはいけないということに今更ながらに気が付いたわけです。

 

親目線での受験本などを読んでみると「がっつり親がみました」系ばかり。
塾講師や家庭教師のプロと言っていること正反対の真っ向勝負にみえるわけですが、実は同じことを言っています。

こちらの生々しい母親サイドの言葉の方が、ストレートに表現していたともいえる?

先生の「勉強をみなくていいですよ」というのは、「教えなくていいけど、家庭勉強の管理はしてね」という事。
「勉強をみなくていいんだ」と勘違いしてしまうと、成績が急下降するのはまぬがれない(体験済み)。

まさに、中学受験は親子の二人三脚。
自主性を重んじて大丈夫なのは、やり方がわかっている、もしくは勉強好きな子だけなんだろうな~。

 

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