見て・触れてわかる明治~昭和の暮らし!下町風俗資料館

先日、上野公園にある下町風俗資料館に行ってきました。

1階にはリアルに再現した昔の木造の家や商家が。
2階には実際にあった温泉の番台や昭和の頃の暮らしがわかる部屋、昔の遊びや資料が展示されています。

この下町風俗資料館の良いところは、実際に触れていいところ!
「大切に扱ってね」という言葉が添えられており、子どもたちが実際に触れて体験。

また、昔の遊びには子どもだけでなく大人も夢中に。
展示されている資料も、写真から昔と今の違いを見比べたりと、なかなか興味深いものとなっています。

 

1階には、大正時代の、古き良き江戸の風情をとどめる東京・下町の街並みを再現。
酒屋と駄菓子屋さん、鋼壺屋さんが立ち並びます。

入ってすぐ目の前にあるのは電話ボックス。
中には、なつかしの黒電話?
「となりのトトロ」で、さつきちゃんがお父さんから連絡をもらった時につかっていたあの電話!

その隣には、花緒の製造卸問屋「奥山商店」。

当時の商家の典型的な建物の造り、「出桁(だしげた)造」。
建物内には作業場と帳場があります。

実際にお座部に座って記念撮影。
帳場に座って気分を楽しんだり、今とはまったくサイズが違うそろばんをはじいてみたりと気分は番頭さんです。

この奥山商店の店先には、昔の人力車と大八車が並んでいます。
こちらは触っちゃダメ!

ちなみに、体験用の半纏なんてのもあり。
記念写真にいいかも。

 

奥山商店の向かいには、長屋。

狭い路地に囲まれた裏店の長屋では、薄壁一枚に仕切られた隣同士、井戸も共同で使っていたそうです。
展示されているのは駄菓子屋を営む母娘と銅壷(火鉢に置く湯沸かし器)屋の職人一家。
小さな一間の室内に、実際に使われていた調度品や生活道具があります。

井戸端は長屋のおかみさんたちの社交場だったそうです。
母娘で営む駄菓子屋さん。昔懐かしい駄菓子がズラリ。奥には生活空間。
職人一家が暮らす家。箪笥の中には着物がはいっており、その上の黒い箱には硯が。興味津々で見ていた花でした。
おみくじ。引いて出てきた棒にかかれている番号の引き出しを引くと、そこにおみくじ結果が。昔ながらで読めない…。おみくじの隣にはお稲荷様が祀られています。
ぐるりと回って、駄菓子屋さんの反対側に。押し入れには布団やら昔のアイロン、火鉢など…懐かしいアイテムがぎっしり。

 

お次は2階!

2階は下町地域に関する資料、生活に関する資料、季節・年中行事に関する資料など、台東区を中心とした下町地域の資料と昔の遊び道具。
実際に使われていた銭湯の番台、そして昭和の頃のお部屋がリアルに再現されています。

たくさんの種類があり、左側は小さなお子さんも楽しめる楽しい遊び。右側は頭を使う知恵系遊び。なかなかやめられない!
本当にあった銭湯の番台。昭和25年に開業し、61年まで営業台東区蔵前にあった銭湯「金魚湯」。
番台には上がれますが、かなり高い。隣には五右衛門風呂と、実際に使われていた看板(上部)。
「竹の湯」の番台からみた、脱衣所と浴場の様子の写真。
ご縁門風呂の隣には、昭和の頃を思わせる一室。黒電話やテレビ、ミシンなど…興味津々な花さん。もちろん、上がれます。触れます。

 

資料がズラリ。どれも興味深いものばかり。
左は浅草凌雲閣(12階建て)。明治23年(1890年)に開業し、当時では日本一高い建物。初めてエレベーターが設置されたのもこの凌雲閣。大正12年(1923年)の関東大震災で崩壊。設計はイギリス人技師バルトン。右はお化粧道具。
戦争時の様子が伝わってくる写真や、使われていたもの。ポスターなどに記載されている文面から、当時の思想がリアルに伝わってきます。
左は昔の上野や周辺の有名地の写真。今との違いに驚きます。右は関東大震災時の事を伝える資料です。

他にも資料はたくさん展示されており、さらに数カ所に無料の資料ペーパーが置かれているので、さらに理解を深めるのに役立ちます。

どれも興味が尽きず、気が付けば2時間も滞在していたほど。
(花はどうかしりませんが)いろいろと勉強になりました。

退館した後、不忍池の沿いに歩き不忍池弁天堂へ参拝。
そして、おいしそうな香りとかわいらしい姿を見せているパンダカステラ!

袋にたっぷりいれてもらって、もぐもぐ。
焼き立てが最高においしいこちら、散歩のお供におすすめです。

 

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