博物館の裏側を描いたマンガ「へんなものみっけ!」

上野の国立科学博物館のミュージアムショップで販売されていたマンガ「へんなものみっけ!」。

購入した時はあまり興味がなさそうだったのですが、最近よく読んでいます。

舞台は、とある地方都市の博物館。
主人公は市役所から出向してきた青年。

ちょっと変わった鳥類学者の女性をメインに、博物館の裏側を見せてくれます。

 

バックヤードに保管された大量の標本や、冷凍庫にぎゅう詰めの動物の死体。
カモシカを喜々として解剖する女性など、「博物館てこんなこともやってるんだ!?」と驚くこと多し。
博物館の裏側がよく描かれています。

研究者が語るうんちくも楽しいですが、登場する動物たちもかわいい。

鳥類から海生動物、植物と幅広く紹介してくれているので、理科の勉強にももってこいです。

 

1巻では、博物館での色々を紹介。

・事故で死んでしまったニホンカモシカの解剖
・巣立ちの瞬間を狙ったふくろうへの足環付け
・磯調査とアンコウのサンプリング作り
・警察からの捜査資料の同定依頼
・台風直後の迷鳥探し
・特別展(研究成果の発表)

最後では、博物館のかわいい一員となるコノハズクが、少年によって保護され届けられます。
翼のケガ原因で野生復帰はできないので、そのまま博物館で飼われることに。

 

2巻では大きなイベントが!

くじらの骨格標本つくりの過程がこんなにも大変で、鳥の越冬についても知れて勉強になりました。

しかも、また新たにコノハズクが加わります。
かわい♡

・標本庫とコレクション・マネージャー
・磯観察会
・くじらの骨格標本
・標本寄贈
・衰弱したサシバ(タカの仲間)の保護と渡りへのサポート

 

3巻では、博物館を取り巻く人たちの日常や、博物館とのつながり、そして主人公が南極観測隊への夢が描かれています。

・トカゲ釣り
・震える巨人
・猫の個体識別
・雷の化石
・恐竜研究者
・足跡探し
・南極観測隊
・虫捕り(オサ堀)

 

4巻では、人間の勝手な行いで動物が犠牲になってしまう、現代ならではの深刻な問題が取り上げられています。

・東京で化石探し
・ゴリラのマッチングサイト
・猛禽の標本作り(北海道、猛禽類保護センター)
・動物たちの子育て
・博物館の肝試し

 

5巻では、主人公が勤務している自然史博物館内外での専門活動が詳しく描かれています。

・サイエンスカフェ(化石を読み解く)
・標本の遺伝子分析と縄文人
・国立極地研究所 南極・北極科学館
・ニュートンのリンゴの木
・民族博物館の特別展開催準備
・幻の動物 二ホンオオカミ
・カラスの習性

 

なにげなく訪れていた博物館内の裏側では、こんなふうになっているんだなぁと面白いです。
読んだ後は、博物館を見る目が変わります。

 

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