【二月の勝者】第84講「十一月の誓願」を読んだ感想

お盆があけて、再びの連載スタート!
コミックも9巻が発売されたわけですが、10巻は秋頃の発売になると。

今週のお話では、双子の海斗くんと島津君の戦友ともいえるやりとりにほっこりです。

いいなぁ~!
受験の友情!!

*この後はネタバレが含みます。
コミックスを楽しみにしている方はご遠慮ください。

 

11月上旬におこなわれた「志望校別フェニックスオープン」。

そこに海斗の姿がないのをみた灰谷先生は、「こんな短期間で麻生レベルにひきあげるなんて、いくらあの人でもできるわけないよな…」と。

名前のごとく、ちょっとグレーな言動でもあるのでは…(汗)。

ちなみに、島津君は参加。
まるみちゃんも女子学院オープンで受けてます。




 

その頃、当の海斗くんは自習をするために桜花ゼミに向かおうとしていたのですが、ママに引き留められます。

それは、先日の個人面談での話。

「あなたが本当に受けたい学校、聞いたのよ!」と嬉しそうに言うママとは反対に、「まだ黙ってて、って頼んだのに…」とびっくり慌てる海斗くん。

でも、ママの口から出たのは、海斗くんが本当に目指す学校とは違う学校名。
ママ的にはパパの母校なので嬉しい。

「約束守ってくれたんだ…」と安心しつつ、喜ぶママに「僕たちに向いていることって、ママが決めることなの?」と、これまで胸に抱えていた気持ちをポロリぽろぽろ。

 

海斗くんの言葉が、母にもグサリと突き刺さりました。

海斗くんのそういう気持ちもわからないでもないけど、親としてはやっぱりママさんのように思ってしまうところもあるよ~。

悪気はないんだよー
子を想う母の気持ちからの言葉だよー

これも中学受験の難しさかなぁと思いました。

海斗くんの希望校への強い気持ちがうらやましい。
花にも持ってもらいたい…。

 

で、塾に行く途中で島津くんとばったりこん。
二人で弁天さんにお参りです。

「願うだけならなんでもありだしな」と、先ほど受けた開成オープンテストで手応えが全然なかった事、家庭の事情で受験をまだ迷っている気持ちがある事を話す島津くん。

元気のない島津くんの姿に、海斗くんは自分の願い事を声にだして宣言します。

僕にも開成、チャレンジさせてください!

 

この願い事に島津くんもびっくりだけど、読んでるこちらもびっくりだす!!

以前、陸斗くんの成績をみて「かっこいい」と言ってた海斗くん。
そこからかい!?

「ママはきっと許してくれない!でも!僕だって陸斗みたいに、ししょーみたいにてっぺんを目指してみたい!」

なんて海斗くんのセリフにギクリとしたは母だけじゃないはず。
先のママとのやり取りとか、他人事と思えません。

 

そんな海斗くんの姿に触発された島津くん。

「神様はたくさんの人の願いを聞いてて忙しいんだよ。
だからハッキリ言わないと伝わらない!開成合格!」

最初の頃の強気の島津くんが復活か!?
でも、いい感じにトゲが抜けて丸くなってる。

いいね!
島津くんはそうでなくっちゃ。

最初の頃は、(お父さんの影響で!?)偏差値で区別する嫌な男児だったんだけどね。

 

その後、一つの絵馬に「開成合格!」と連名で願い事を。

うーわー、友情だ!!
めっちゃ、うらやましい!!

中学受験は大変だからこそ、こうした友達の存在はすくわれるよなぁ。
今週のお話は、ほろりときました。

 

花にも、こんな風に励まし合えるお友達ができるといいな。

塾は違うけど、同じ中学受験をがんばっているお友達が学校にもいるので、二人で愚痴をこぼしつつ頑張っていってもらいたい。

ちなみに先日は、「勉強しようとしたら、ママが早くやりなさいってうるさいんだよね。一気にやる気を失ったわ」という話で盛り上がったのだとか。

あははー。
どこの家庭でも一緒です。
勉強あるあるに笑ってしまいました。

 

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