【二月の勝者】第83講「十一月の火蓋」を読んだ感想

今週の「スピリッツ」。
「雪花の虎」がお休みでがっくり。

でも、「二月の勝者」はあり。
第83講「十一月の火蓋」
*この先、ネタバレを含みます。

今週は、入試が目前に近づく中での、ママさんたちの不安や葛藤が描かれていました。

灰谷先生の黒木先生への不穏なライバル心は、母的にはスルー。

良い先生なんだけどな。
生徒を使った張り合うのはやめてほしい。
マンガだからまだしも、現実にあったらかなり嫌。

でも、そんな灰谷先生も良い事を言っていました。

いまだに小学生が遅くまで勉強することに否定的な声もあるが、この子たちの生き生きとした目を見ていると、スポーツや芸術に情熱を注いでいる子どもたちと同じだと思う

ほんと、その通りだと思います。
これ、ドラマでガツンと広めてほしい。

今週の注目はやはり、この時期の保護者の心情。

 

まずは、桜花ゼミナール吉祥寺校トップの前田花恋のママさん。

「合格率80%とってやる」と意気込む花恋さんとは逆に、「客観的にみて、80%なんて無理…」と冷静に判断。
でも、ネットでいろいろと調べるなど焦っている様子の花恋ママ。

私はこの子が自分で努力して受かった学校なら、どこだっていいって思ってきたけど

と思う花恋ママの気持ち、わかる気がする。




 

そして、帝都圏模試の付き添いで待機中の武田ママと福島ママ、山本ママの不安も相当なものに。

特に福島ママの焦り具合は半端ない。

毛利ママから聞いた家庭教師センターに連絡を入れながら、

自分が頼んでいるカテキョさんの名前は教えてくれなかったな…。
だんだん肝心なことは話さなくなってきてるかも…。
前はなんでも教えてくれたのに…

と、汗だらだら、顔真っ青状態。

肝心の情報を教えない毛利ママの気持ちもわかるから、これはなんともいえない。

すでに中学受験を終えているママさんだったら、良い情報を惜しみなく教えてくれるだろうけど、同学年は厳しいだろうと思う。
きれいごとを言っていても、皆ライバルですから。

しかも、直前期なら皆さん追い詰められているのだからしょうがない。

毛利ママさんをみていると、「中学受験は情報戦」と言われる所以をみた感を受けます。

 

武田ママと山本ママも、「家庭教師を頼んだ方がいいかしら…」と不安いっぱい。

山本ママにいたっては、学校見学も一緒に行ったママ友の顔を思い浮かべるも、「あ、無理…」と、相談できないと真っ青。

武田ママも「こんなこと、もちろん塾にも話せない…」と真っ青。

 

と…

家庭教師を頼むっているのは、塾には言えないことなのかなと思った母。

母はテストコース生だからからもしれませんが、塾で聞かれた「家庭教師の先生をお願いしています」と言うつもりです。

ただ、それは決して四谷大塚に不満があるからではなく、通うのが時間的に厳しく、母のサポートではもう無理なのでと、それなりの理由をきちんと添えて。

通塾していたとしても、同じように言うでしょう。
だって、集団塾だから先生も一人につきっきりで教えることはできませんし。

そもそも、最近の家庭教師は塾のサポートコースなんて当たり前的にあるので。
逆に、「こういったところをご家庭で…」と家庭教師を使った学習ポイントの阿アドバイスを求めたいぐらい。

それに対してとやかく言ってくるのであれば、「この校舎は営利主義で生徒の事を考えていない」と母は認定し、信頼はしないでしょうね。
まぁ、少なくとも花が通う校舎ではそんなことはないと思います。

どのママも、「誰にも相談できない…」と思っているところで今週話は終わりました。

 

ちなみに、島津君はだいぶ落ち着いており、覇気も戻ってきている様子。
今後の怒涛の追い上げが期待されます。

島津君をみていて、やっぱり睡眠時間は大事だよねと思ったものです。
母も、島津パパにならないように気を付けないと…。

 

今週話を読んで、中学受験という厳しい現実を分かち合える同士がいるのは心強いけれども、大事なところは話せない、自分で決断してやならなければいけない、孤独で厳しい戦いだなぁという事を再確認しました。

まぁ、周囲の情報に振り回されたくないので、母はここ最近、同学年・同塾のママさんとは距離を置くようにしています。

当たり障りのない話だけにして、受験の話はノー!
「お互い、がんばろうね」だけでいいのです。

子どもを比べて嫉妬や不安にかられるのが嫌。
母はできた人間ではないので、絶対にそうならないと言える自信はないので…。

花が仲良くしている友達とは、受験後は笑顔で会いたい。
だから、お友達の中学受験に関わる情報はシャットダウン!
所詮は自分の戦いなので、余計な情報はいらんのです。

 

ただ、学年の違うママさんとは受験の話はします。
先日も一学年上のママさんとお話ししました。

「ゲームばっかりでなかなか勉強しない」と盛り上がったものです。

家庭教師や成績についての話も遠慮なく語れる。
学年が違うことからもお互いが安心して話せる感があって、話すことでストレス解消にもなりました。

もちろん、他のママさんに話さない口の堅い信頼できるママさんのみですが…。

 

11月の保護者の、揺れまくっている不安な気持ちが描かれていた今週話。
来年の自分の姿と重ねてしまい、もはや恐怖でしかない。

しかし…

この時期でも家庭教師の依頼が増えるのかと、ちょっとびっくり。
わが家も時間を増やしそうな予感がする…。

とりま、次の話が楽しみです。

 

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